2014/08/26

祝復活♩ バッタンバン餃子の名店

不測(かつカンボジア初)の体調不良で通院ネタを割り込ませてしまった前回ブログだったが、先週バッタンバン出張であった嬉しい出来事も風化しないうちにここに書き留めておきたい。

今年の5大ショックニュース(筆者的に)とまで言い切らせて頂いた、バッタンバン餃子の名店閉店騒ぎから約3週間(騒いでたのは筆者+αくらいかもだが)。 

店のシャッターには「House for sale (※クメール語で)」と張り紙まで出され、どう見ても閉店だった。 

が、なんと先々週から何事もなかったように開店復活♩ 
いや嬉しい、ほんと。


こころなしか動きにキレが出て来たように見える店主のオヤジ。 片手で麺を茹でつつ、もう片方の手で食材ピックなんて以前にはなかったマルチタスク

おそらくまだバッタンバン在住欧州人には復活の知らせが行き届いておらず、店内は以前の混雑感はない。 当然その方が先行して気付いた客的には嬉しいけれど。

何よりも、前回の閉店騒ぎの理由が「きっとオヤジの過労だろ」としか思えない(筆者的には)くらい疲れ切っていたように見えたオヤジが、何やら妙に元気になっており、動きも妙にキレている。


完全復活(?)なオヤジ。 カメラ(iPhone)を向けたら振り返る眼光も鋭い。

しかも店員もなにやら増員されていて、なんと次世代の手打ちの担い手も。


以前はオヤジしかやっていなかった麺の手打ちをさっそうとこなす跡継ぎ(?)、いつのまのに。。なんとなく「ベスト・キッド」を思い浮かべつつ餃子ほおばっていた筆者。

そして何より、見事復活した名店メニューの数々。  ギリギリのジャンク感がたまらないB級グルメの極地。


名店の味復活、焼き餃子。 やはりこれイチオシ。

ゆで餃子も負けじと美味い。

写真撮るのを忘れて手をつけ始めてしまう中毒系B級メニューの数々。


何であれ喜ばしい復活劇である事には間違いないのだが、閉店だと信じ込みショックのあまりプノンペンの新市場(プサータメイ)周辺の中華料理屋で新たな美味しい餃子探しに早速取りかかり始めてしまった筆者的には、まがなりにも(小ブログではあるものの)「今年の5大ショックニュースです」とまでで発表してしまった以上、

急な店閉まいの理由は? あの「House for Sale」の張り紙はなんだったんだ?

の事情聴取をせずにはいられない。 でもそこまで事情を深堀りできる程、筆者はクメール語も中国語も話せない。

そこで、通りすがりのマレーシア衣装を着たクメール語堪能でステキな日本人女性2人に聴取代行を依頼。 報酬は当然「焼き餃子と茹で餃子」だ。


最初の聴取はオヤジの親戚(というか全員そうだが)オカンから。果てしなくイイ人だが果てしなく話が長く脱線を全く厭わない。

古参の店員からも事情聴取。 次世代は手打ちのみならず餃子包むのも上手。

通りすがりのマレーシア衣装を着たクメール語堪能でステキな日本人女性2人にとっても(特に果てしなくイイ人な親戚オカンの脱線話のせいで)それなりにハードなミッションだったようだが、さすが何とか聞き出してもらった真相(?)は;

・中国の故郷にしばらく帰ってた
・帰る時に「なんか家賃高いから、他の借り手いないかな」
 と思って張り紙した
・帰ってきたら他の借り手誰も来てなかったので普通に再開した

借り家なのに「House for sale」って (= =#)

、、でも確かにカンボジアでは、家主だと思って価格交渉していたら「ここから先はオーナーと話をしてくれ」(え、お前オーナーじゃないの?)、みたいな事はよくある、そういえば。 
それと同じか要は・・ (= =#)


ちなみに「もし他の借り主が現れてたらどうするつもりだったの?」という問いには、

オヤジの親戚:「他で店出したよ」
通りすがりの(・・中略・・)日本人女性2人:「どのあたりに?」
オヤジの親戚:「・・・。」

ノーアイデアだったらしい。。


まあ何にせよ、本当に嬉しい名店餃子屋復活劇 in バッタンバン。
オヤジ、末永くよろしく♩ また来週行きます。


通りすがりのマレーシア衣装を着たクメール語堪能でステキな日本人女性2人にはさまれて嬉しそうなオヤジ。  激務の中、束の間の癒しを。。


PS
バッタンバン美味ネタ、4件中3件がこの餃子屋の話(紹介話・閉店話・復活話)・・・。
偏り過ぎ、、鋭意是正いたします。。<(_ _;)>


2014/08/24

驚きの即効性&キャッシュレス:医療 in プノンペン

カンボジアで事業始めて約6年、うがい・手洗いを欠かさないなど相当気をつけていた事もあってか、一度も病気にかかる事はなかった、、、が、今週とうとう発熱。 いわゆる風邪を引いた。 カンボジアで初の病気である。


今週は頭から農業拠点バッタンバンの現場にてハードめな4日間。 
当初から少し具合がおかしかったので、いろいろ自制はしていたが(節酒とか)、プノンペンに戻る陸路でしだいに体が高温を発しはじめ、これは流石にマズいと判断。

で、プノンペン到着してすぐ、調査や営業目的ではなく発病による(本来あるべき理由か・・)初の病院行き。

バッタンバンであった嬉しい事をまずブログに書こうと思ったのだが(また次回)、ちょっと割り込みで通院話を先に。 

まず最初にお詫びを。
仕事以外のいくつかの予定(どれも楽しみにしていたものばかり・・)を急遽キャンセルさせて頂くことになり、関係者皆様にはご迷惑とご心配をおかけしました。 本当に申し訳ございませんでした。。<(_ _)>   私も断腸の思いでありました。(T T)

仕事の方はちょっと削った所はあったが、迷惑がかからない範囲にとどめたはずだ(と自分に言い聞かせる)。


やはり病気のときは日本人医師が安心、、ということで、プノンペン初の日系総合医療クリニック「 Sun Clinic International」 さんで診察。

体温図ってみたら38度3分。  久しぶりに見たそれなりに高熱感ある数字。

この後に控えたけっこう面倒な 重要な打ち合わせと、その翌日のゲスト対応(こちらは筆者も本当に楽しみにしていた)等を考えると、かなりのゲンナリ感。。。
なんとか土曜日まで乗り切って、日曜日に死んだように眠るか、と覚悟を決める。

で、いつか病気になったら試してみよう、と思いつつ全く病気にならなかったので試せなかった「点滴」にチャレンジ。 
 




「風邪を引いた時は点滴打つのがいいよ」的な事を知人からよく聞かされていたが、改めて説明を聞いてみると、疲労物質を除去&体力を回復するニンニク成分と同じビタミン群が入っていて、それらは当然食事やサプリメントでも補えるが、注射する方が即効性あるそうだ。 確かに直接打ち込んだ方が回りが早い、気もする。



今回打ったのは「疲労回復注射(Fatigue Recovery Injection)」というもので、よくよく聞いてみると、

慢性的な疲れで体力や免疫力の落ちている時の疲労回復、風邪の引き始めにも効くし、肝機能改善効果もあって二日酔いにも効き、美肌効果もある・・」

とのこと。



最後の「美肌」は(♂な筆者的には)さておき、


「疲労回復」「二日酔いに効く」「肝機能改善」

なんてまさに筆者(のような仕事&生活パターンの諸氏諸兄)のためにあるようなプロダクト。

今回は発熱中ということもあり、抗生剤もブレンドした溶液で点滴。 
症状によって(&先生のご判断で)中身の配合を変えられるらしい。

看護師さん(日本人女性)皆様に丁寧に説明&処置頂き、点滴を打つこと20分程度。 
人によっては痛みを感じたり気持ち悪くなったり、と合わないケースもあるようだが、筆者はとりあえず問題なく終了。

もう一回点滴&様子見のための翌日アポを頂き、支払いキャッシュレス(後述)で帰路につき、いったんオフィスに立ち寄って心配事のみ確認後、自宅アパートで安静に爆睡(当然禁酒)。 



翌朝。 前日に比べだいぶラクになった感じ。 で、朝オフィスに顔出して事務処理済ませてまた病院へ。 点滴前に体温図ってみると。。。なんと36度1分。 温度計を思わず2度見(ホントに)。

38度3分 → 36度1分。 一晩で一気に平熱(しかもやや低め)。 
そんなに下がるか、、むしろ大丈夫?、、と思ったが、実際にけだるさは多少残っているものの、前日に比べ頭はハッキリしているし、ツラい感じはほぼ抜けている。 


体温計の計り間違い(はさみ方が甘かったとか)か、とも思い、看護師さんにお願いしてもう一度計ってもらったが、同じ度数。 
当然、個人差はあるとのことだが、これはかなり(良い方向での)想定外の即効性。 そして当然この日も支払いキャッシュレス(後述)。


気持ち的にもすっかり元気になり、おかげさまでその後の打ち合わせと翌日のゲスト対応(お酒は差し控えたが)も滞りなくこなすことができました、本当に感謝。  


Sun International Clinic(SIC)さんの受け付け。 受付・事務員の方も日本人、いつもありがとうございます。


今後は疲れand/or二日酔いの時にまた点滴してみよう、と思い、そういえばSICさんのグランドオープンセレモニー(今年5月)の時にもらった割引券があったのを思い出し、探して見たら有効期限が今月末。。


疲労回復注射(Fatigue Recovery Injection)10ドル割引券、有効期限8月末。ちなみに手元に3枚あり。 効能を知っていれば使う機会はもっとあったのに残念。。。 

・・と思ってたら、SICさんから(別件やりとり中に)「来週から受診されたお客様に10ドル割引券をまた配布開始します」とのご連絡。 なんてタイムリー。 また点滴打ちに行くか。。


で、今回は本当に海外滞在中の発症による診療だったので、クレジットカードの海外疾病保険で全額カバー、キャッシュレスでその場の支払いも不要。 

ちなみにここでいうキャッシュレスとは、患者に代わって保険会社さんが直接病院に支払いをしてくれる(病院が保険会社に直接請求)、というとても有難いサービスの事。 
患者さん的には、自分で病院で支払いして後で保険会社に請求するという面倒な手間が省ける、とても使い勝手の良いサービスだ。

太っ腹な保険会社さんと、保険申請手続(ここが普通は面倒)をスムーズに代行処理してくれるSICさん事務局の方々に心から感謝。

なお、前回も上手く活用させて頂いたこのカード保険活用キャッシュレス診療があまりに快適なので、知人・友人に積極推奨させて頂いているが、一部キャッシュレスを利用できない保険があるらしい。 

知らずに人様に推奨させて頂いた手前、SICさんに確認したところ、損保業界最大手(のはず)の東京海上日動だけ、まだキャッシュレス対応できないとのこと。 最大手だけに交渉が手強いのか。

以下(≒ 東京海上日動以外ほぼ全て)の保険会社ならキャッシュレス対応OKらしい。
ーーーー
AIU、損保ジャパン、日本興亜、タビト、朝日火災、あいおいニッセイ同和損保、ジェイアイ、日新火災、エイチエス、AU損害保険、エース損保、三井住友海上、富士火災
ーーーー

あくまで海外旅行を想定した保険なので、長期滞在すぎると適用されないのが原則(のはず)。
だいたい3ヶ月以内のカンボジア滞在で日本帰国(もしくは日本出張)を繰り返している活動パターンの方であれば、だいたいお持ちのクレジットカードに同種の保険はついているので、うまく活用すればかなりお得なサービスだ。

筆者の知る限り、カンボジア進出された日系企業の経営者・幹部の方々には、活動パターン的に当てはまる方が結構多いはずだ。

カンボジアで受けられる、まさかの安心&(上手くやれば)お得な医療 by 日本人医師・看護師。 お具合すぐれない折にはぜひお試しあれ。

2014/08/18

何もかも想定外:訪問アポから カンボジア 直行便 まで


出発直前までドタバタあったが、とりあえず無事バッタンバンに向け出発した車中で本稿を書いている。 到着まで5時間の陸路。



先週は投資系、小売系、食材系、美容系、の日本パートナーが同時多発的に来カンし、また予想外の事が良くも悪くも重なり、普段から不足気味なキャパ余裕が更になくなった切羽詰まった週だった。 



疲れ気味な顔で応対してしまった皆様(&飲み付き合って頂いた友人各位)、申し訳ありません&ありがとうございました。



業種も属性もキャラもみなバラバラなのに、なんでこんなに来るのが集中するのか、そうか日本がお盆休みだからだ・・、と気付いたのは先週半ば。 



世界一(たぶん)祝日が多く、長期連休(による事業進捗ブレーキ)も嫌というほど暦に組み込まれているカンボジアにおいて、6、7、8月の3ヶ月は長期連休が存在しない。 事業的にはノンストップで走れる貴重な期間である。
 

そのせいもあってか、日本的な夏休み(8月)の感覚をすっかり忘れてしまっている、ローカライズの悲しい側面だ。
ちなみに、とある事業の仕事相手のカンボジア人富裕層は逆に欧州化(ヨーロピアナイズ?)の変異を遂げ、豪快な夏期ロンバケ(家族内の立場によって3週間〜2ヶ月)をとっていた、そういえば。 


予想外の事が本当によく起こるが、まあ一例(というか先週起こった主なもの)をあげると;

1 良い予想外
視察するだけだったはずの投資系パートナーが本当に衝動実行してしまい、そのフォローに追われる。
日本パートナーが持参した現地向け提案商品・サービスが予想外に現地にウケて、想定以上にいろいろ紹介先に連れ回される(by本気になった現地パートナー)。

2 悪い予想外
愛してやまなかったご親族がご逝去&奥さんと大ゲンカが同時発生したカンボジア人運転手が号泣とともに機能停止。
来月から産休予定だったカンボジア人有能スタッフの掛かり付けカンボジア人医師が思いついたかのように急遽出勤ドクターストップ(しかも産休期間の業務を引き継ぐ新スタッフの初出勤日から)。


それぞれ良い方も悪い方も、共通しているのはこちらの負荷が増える(時間と体力と精神力が消耗する)ということだ。 
とはいえ、それをカバーしてくれる有難い予想外も併発したりして(何故かいいタイミングで現れた日本人インターン候補生など)、まあ要するに何もかも予定通りには行かないわけである。

 “This is Cambodia.”と言ってしまえばそれまでだが、何年経っても“想定外”な事象に振り回される自身の先読み力のなさへの自己嫌悪だけは蓄積される。

でまあ、ようやく落ち着いてチョット先のことを考えられるバッタンバン行き陸路の途上、9月から就航予定だった日本カンボジア直行便の就航中止の報告が。

理由も全く不明で、まだ未確定情報(だと思いたい)が、予約客の振替とか行われているようだし、別ルートからも一報あったのでたぶん事実なんだろう。

この直行便を使った視察団の予定アレンジで、便が月・水・金しかなくて予定組みづらいな・・、と思っていたらこの想定外。 

逆に予定組みやすくなるかも・・という楽観予測には到底行き着かない。 
就航中止が撤回される(つまり復活する)かもしれないし、何にせよ、実際現場での負荷・ストレスは事前想定よりも常に右斜め上を行く、と思っていた方がいい。

要はグチである今回のブログ。 諸々すみません。。。



2014/08/10

日本人はどこへ消えた?:プノンペン 飲食 事情

大げさではなく本当に、毎週どこかしらで日系飲食店がソフトオープンしたりグランドオープンしたりしている(気がする)カンボジア首都プノンペン。

派手に宣伝打つ店もあれば、静かに開店する店もあり、現時点での店舗総数はよくわからないが、とにかく多い。 


カンボジアに関連する日本人に最も広く読まれている(たぶん)老舗フリーペーパー「ニョニュム」の新規オープン店紹介ページ。 どんどん増える。

主要大通りに囲まれた中心地ボンケンコン1の中は、縦に走る道が3本(st51, st57, st63)と、横に走る道が15本くらい(st278〜st400、番号は途中途中飛んでいる)あるので、ざっくり60ブロックくらいに分かれている事になるが(正確ではない)、放っておいたら各ブロックに1、2店出来るんじゃないか、、くらいの勢い。

ボンケンコン1以外にも、6月末にオープンした「イオンモールプノンペン」にも日系飲食店が20店舗くらいあるし(たぶん)、日系飲食店が集中的に出店している「絆ストリート」という通りもある。  

あふれる和食の選択肢。 しかもどの店も、各々のやり方で日本クオリティを懸命に追求しており(たぶん)、平均的には完成度がかなり高い(当然、店にもよるけれど)。
 
ボンケンコン1にオープンした本格トンコツラーメン「麺処 翁さん」。かなりのクオリティ。




いろんな意味で限られた和食オプションしか目の前になかった(私見)のは、ほんの2年くらい前。 
当時と比べると隔世の感、、という言葉では足りない気がするくらい、完全な別世界の様相だ。


この和食店さん大増殖のおかげもあってか、食事時に入った和食店で知り合いの日本人にばったり合う、という事がかなり少なくなった・・・というより、最近本当に滅多に会わない。 

自炊をしない(というか出来ない)筆者は昼・夜ともに基本外食で、新しい店を回るのも好きなので(最近新店が多すぎて回り切れないが)、相対的にいろいろと回っている方だと思うが、どの店にもあまり日本人がいない。。気がする。


筆者が回る先が偏っているだけかもしれないが、2年前くらいはどの和食店に入ってもたいがい知り合いか、知り合いじゃなくても日本人はいたもので、話題によってはヒソヒソ話さざるを得ない状況が当たり前だった。 
個室のある店が少ないのが困る、というような話を知人とよくしていたのを覚えている

最近は、日本語トークするのに特に気兼ねは要らないくらい、和食店の日本人客密度が低い気がする(当然、店にもよるけれど)。

複数の和食店店長さんから「皆さん、イオンモールに行かれてるんですかね。。」というような話を聞いたりするが、イオンモールのレストラン街に行っても、それほど大量の食事中日本人を見かけない。  皆どこに行って何を食べているのだろう。

選択肢がありすぎて皆さん食傷気味なのか、筆者の見聞が本当に偏り過ぎなのか、それ以外に理由があるのか。 


ボンケンコン1にオープンした本格和食居酒屋「柚 (Yuzu)」。 まだソフトープン中で、グランドオープンは9月頭とのこと。 鶏鍋が美味い。



2013年の人口中間調査(10年ごとに行なうしっかりした調査の合間、5年ごとに行う簡易的な調査、、らしい)によると、プノンペンの人口は約170万人。

カンボジアの日本大使館に在留届を出している在住邦人は、いま日本外務省のサイトを見ると1,479人(2012年12月現在・・なんでアップデートしないのだろう?)。
今年年始の賀詞交換会で日本大使がおっしゃっていた人数は、たしか1,700人台だった。

大使館に在留届を出さないでも目先困る事がないので(日本人会に入れない、等の弊害はある)、実際の在留邦人はもっといるはずだ、と言われている。 

仮に届出している在留邦人が1,700人だとして、実際はその1.5倍くらいはいるとして、その3分の2くらいは首都プノンペンにいると仮定すると、まあ1,700人くらいはプノンペンにいることになる。

人口170万人のうち、1,700人の日本人。 1,700 / 1,700,000 = 1/1,000。
まあプノンペン在住者の1,000人に1人は日本人、というイメージだろうか。


・・何か余計な事を書いてしまいそうなので また長くなってしまいそうなので一旦お開きにするが(中途半端なところで恐縮です)、何となくそれなりの(且ついくつかの)理由がある気がする。

・・というか、やはり偏っているかな自分。。?



2014/08/05

悲しい撤退 ↘↘:バッタンバンの名店 餃子屋(私見)

何やら最近、人や車・バイクの量がだいぶ増えて来た気がする、カンボジア第二の都市バッタンバン。  
プノンペンに(だけでなくシェムリアップやシアヌークビルにも)遅れること数年、いよいよ盛り上がりを見せそうな気配・・・な昨今。

そのバッタンバンで、筆者的に今年のショックニュースTOP5に入る事がほぼ確実な事件が発覚。 あの餃子屋の撤収である。


あの餃子屋が驚愕の店じまい。。。標識にはクメール語で「House for sale」と書いてある・・らしい。



自分的には意外なことにブログであまり取り上げないグルメネタで、バッタンバンから唯一ご紹介した、あの餃子屋。
(参照ブログ:危うく違法薬物指定? in バッタンバン


バッタンバン在住者(欧米人、日本人、その他全般)にとって、おそらく今年一番のローカルニュースのはずだ。 あんなに繁盛していたのに何故、、ちなみに筆者はいまだにショックを引きずっている(知ったのは昨日)。


未確認情報ではあるが、どうやら店主が体調を崩したらしい、、とのこと。
「一ヶ月くらいで再開するわよ」的な事を言う住民もいたらしいが、シャッターの横には「House for sale」と(クメール語で)張ってあるわけで、少なくとも同じ店舗で再開はない、はずだ。


筆者推測だが、おそらく急激な来客数増加で、あのか細い店長のキャパを大きくオーバーしたから、、くらいしか理由が思いつかない。 それくらい、昼も夜も賑わっていた。



いつも具合良くなさそうに見えた店長。。餃子焼いたりするのは家族スタッフがやっていたが、手打ち麺は彼しか出来なかったはず。。。やはりシンドかったのか・・。



ちなみにこれから”収穫期”感満々なバッタンバンで、もう1つ人気店がクローズしている。 欧米人に人気だったカフェレストラン「ゲッコー」だ。

値段はやや高めだが、確かな味と明るい女性スタッフ達で人気だったカフェレストラン「ゲッコー」(写真2階にあった)も、残念ながら店じまい。。

こちらも常時客が入っていたはずだが、閉店の理由は建物オーナーの洋服屋(1階)から更新を断られたから、、とのこと(未確認情報)。

ちなみにゲッコーはその後、市内川沿いで業態変えた店をオープンしているが(同じオーナーかどうかは不明)、そちらはかなりイタい事になっている(私見&推察)。


この2大人気店の(おそらく不本意な)クローズは、バッタンバンでの食事時のヒトの流れを大きく変える気がする。 飲食店乱立が続くプノンペンと違って、代わりに行ける選択肢が極めて少ないからだ。


バッタンバン飲食、小粒ながらピリリと美味しいマーケットな気がする。
ちなみに和食系飲食店は今日現在でゼロである。 



・・・プノンペンで初めて取り上げた「すぎたつ」も閉店の時だったし(再オープンしたが)このブログで取り上げる店はなぜか閉店、、なんてジンクスにならない、事を願う。(= =;)



嬉しい再開↗↗ :プノンペンの名店 居酒屋 (私見)

6月末にオープンしたイオンモールだけでなく、ほぼ隔週ペースで新しい日系レストランが現れるプノンペン(今現在で言うと、ある意味大げさではない)。

特に中心地ボンケンコン1あたりは、あやうくブロックを隔てる全ての通り沿いに日系レストランが出来てしまうんじゃないか、くらいの勢いで出店ラッシュが続いている。


そんな中、極少数の変わった住民達一部の根強いファンにとって朗報が。  

本年6月4日をもって一旦閉店した”プノンペンのカオス” 、「アジアのすぎたつ」が、新しい店長&女将(?)と共に、8月3日再開した。

別に沖縄料理屋としてオープンしたわけじゃなく、ちょうど新店長がプノンペン来る前に沖縄によっていろいろ持ってきたから沖縄フェアから始めた、、というような流れ(たぶん)。
中央で不思議な踊りをおどっているのが女将(?)

再開するメドもないまま店を閉じて2ヶ月経つのに、内装も備品も驚くほどいじられていない(メニューとか小物とか一式、全く撤収されていない)ので、「新装」とか「リニューアル」とかそれっぽいワードを全然使えない。 ちなみに(初日の)客の顔も前と全く変化なし。 

本当にただの再開である。 まあそれが極少数の変わった住民達  一部の根強いファンには嬉しいわけだが。


強烈な外見&個性と愛される人柄を兼ね備えた前店長「ウメちゃん」が名物キャラだった旧すぎたつは、その閉店までの数週間、連日連夜の異常な盛り上がりを見せ、それを体験した極少数の変わった住民達  一部の根強いファンの中ではレジェンド的な語り草になっている。
(参照ブログ:さよなら梅ちゃん:プノンペンなカオスな名店(閉店)



今回、新たなメンバーで再開した新生すぎたつは、ウメちゃんの頃とは違った形で、客なんだか店員なんだか区分しづらい常連メンバーの声を鵜呑みベースでそのまま聞いて、ますます居心地良い店になっていきそうな気配。


新たな店長さんは、あまり表に出て来ない(基本、店内にはいる)方針とのことだが、何系と言えば”宇宙系”の、一風変わった 個性的で面白い方である。


で、店長的には前面に押し出すつもりらしい女将(?)は ↓。


もともと客だか店員だか分からなかったが、とうとう正式に店員になった(らしい)
女将のルミちゃん。
ブログアップ時点で掲載許可とっておらず。。この場を借りて先に謝ります <(_ _)>
(写真:旧すぎたつ閉店前の落書きパーティにて)


客が酔っぱらってフラッといなくなってもいいように  お客様の財布に優しくキリの良い値段でメニューを揃えてのキャッシュ・オン・デリバリー(注文都度、現金払い)方式など、カウンター居酒屋の良さを活かした工夫で気軽に飲みに来れる良店になっている、、、気がする。



前店では致命傷に近かった あまり印象に残らなかった料理も、気軽ながらもそれなりにこだわっていくつもり・・らしい。


沖縄から直で持って来た島らっきょう、生もずく、豆腐よう、に泡盛。
久しぶりに堪能させて頂きました。

嬉しい再開である。 毎晩行かないようにしないと。