2018/02/11

カンボジアより心機一転

2016年2月28日の投稿をもってその後約2年の間、本ブログの更新を止めておりましたが、その後も以下フェイスブックの方で継続してカンボジア関連情報の発信は継続しておりました。

<FaceBookアカウント>
個人:髙 虎男(Ko Honam)
https://m.facebook.com/Manohok

弊社:JCGroup
https://m.facebook.com/JCGroup.asia

当面引き続き、上記フェイスブックにて情報発信を続けていく所存です。 
堅めなカンボジア関連経済・ビジネス情報から、柔らかめなカンボジア・日本&その他の生活情報まで、徒然と発信続けさせて頂きますので、お気軽にご笑読頂けますと幸いです。



約2年ぶりの投稿で、かつ今後はしばらく上記フェイスブックにて発信継続(本ブログ更新はまた当面ストップ・・?)となりますので、改めての本ブログにてのご挨拶としてざっくりかつ簡単に、主にビジネス面でのこの2年間と今後の心機一転の経緯について以下お伝えいたします。 
(読み飛ばし可)

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2008年にカンボジアにてJCGroupを創業し、農業事業を中心に七転び八起きの事業展開を続け、2013年に「カンボジア版日本型農協モデル」の実現を目指す方向に舵を取って以降、いろいろな課題はありつつも何とか堅調に事業拡大を続けてまいりました。

2015年中旬より、周辺環境(主に当時の日系パートナーに関わる諸事情)の変化、心ある幹部スタッフ達からの勇気ある進言、新たな応援者やパートナー候補との出会いなどが重なり、熟考を重ねた結果、弊社としてより大きなリスクをとって自社を中心として更なる拡大を図る決断をいたしました。

その大きな決断の一つが、当時カンボジア政府が「もう新規発行はしない」と明言していた金融機関ライセンスの取得でした。
自ら中心となって「カンボジア版日本型農協モデル」を実現するにあたり、長期ビジョンを共有できない他人の資金力に依存せず、自らが中核として農協型金融サービスを展開できることが達成すべき必須の課題である、という結論に至ったからです。

2016年に入りその決断を実行に移す過程で、カンボジア監督官庁からの審査などに対応するため当面は事業関連の直接的な情報発信を差し控え(ブログも停止)、金融サービスを提供できることを想定した事業展開の事前準備や、カンボジア農業・農家の支援に特化した金融事業の意義を当局に説得する折衝を続けて参りました。

そして約2年が経過した本年1月、とうとう「JC Finance Plc.」としてカンボジアにおける金融事業(マイクロファイナンス事業)のライセンスを取得することができました。

http://www.jcgroup.asia/business/jcf.html

弊社が実現をめざす「カンボジア版日本型農協モデル」の中核となるJC Finance Plc.の開業に伴い、今後は何に遠慮する必要もなく事業関係の情報も発信継続してまいります。

JCGroup一同、引き続き頑張って参りますので、今後とも何とぞよろしくお願いいたします。

                      髙 虎男 
                      JCGroup Presiden CEO
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2016/02/28

シンガポール チャンギ国際空港 ラウンジ 巡り:いろいろ回ってみた with プライオリティパス(2)

カンボジアからシンガポール経由で東京出張した際、プノンペン発の飛行機が遅延したおかげで乗り継ぎ便に間に合わず、うっかりシンガポールのチャンギ国際空港に長時間ステイする事になった先々週、いい機会だから(プライオリティパスでタダ利用できる)ラウンジをいろいろ回ってみた備忘録の第2弾。

プライオリティパスでタダ利用れるラウンジだけでも11カ所あるチャンギ国際空港。
個人的に気に入ったのは前回投稿でご紹介させて頂いた2カ所だけれど、その他のぞいてみたラウンジもせっかくなので御紹介させて頂きたい、というのが本稿の趣旨です。 今回はあっさり目に以下;


(3)プラザ プレミアム ラウンジ
ターミナル1(T1)にある「プラザ プレミアム ラウンジ」。
最近プノンペン国際空港にもできたラウンジと同じ運営母体(名前も一緒)。




プノンペンにできた最新ラウンジがえらく広くて豪華である事もあって、個人的印象としてはやや微妙に見えてしまった。。。というのが率直な感想。 お酒が有料である事もやや残念。






T1のスカイビューラウンジがクローズしている現在、外を眺めながらくつろげるラウンジは稀少?


ビュッフェの食事は和テイストなものが結構そろっていた。

(4)ディナタ ラウンジ
前稿でご紹介したT1の「ディナタ ラウンジ」と同じ運営母体だが、こちらはT3にあるラウンジ。
T3で待機するにはここを使うのが良し(私見)。 フロア吹き抜けになっていて気持ちよいのと、T1の方と同じくお酒がフリー。 








・・・というわけで、前稿と本稿で計4カ所のラウンジを御紹介させて頂いた。
前稿で書いたとおり、やはり個人的に気に入ったのはT1のディナタとT2のグリーンマーケット。 

とはいえ、これだけの数のラウンジ(個性も豊か)が揃っているチャンギ国際空港のスゴさを改めて実感。 当然ラウンジ以外の施設も充実しているし、Wikipediaには「東南アジア地域の有数のハブ空港」という紹介の仕方をしているけど、むしろ世界トップクラスの優良空港と銘打ってもいいんではないだろうか。。。欧米方面にはもっとスゴい空港がゴロゴロしているのかも知れないけれど(筆者が無知なだけかもw)。

さすがはシンガポール、脱帽させて頂きました。 以上です。


2016/02/21

シンガポール チャンギ国際空港 ラウンジ 巡り:いろいろ回ってみた with プライオリティパス(1)

カンボジア=日本の移動でたまに使わせて頂くシンガポール航空。

プノンペン=シンガポールは系列のシルク・エアー、シンガポール=成田or羽田は本体のシンガポール航空、という乗り継ぎ便だが、まれに600米ドル代で往復フライトおさえられる嬉しいタイミングがあるので、たまにサイト覗いては活用させて頂いている。 

エコノミーとはいえ随所に垣間見えるクオリティの高さや安心感は、普段使いしている上海経由の格安某航空(の粗さ)に慣れた身に、チョットした贅沢をしている錯覚を味合わせてくれる(値段が十分安い時しか使わないけれどw)。

そんなスターアライアンスな安心感のあるシンガポール乗り継ぎ便で(乗り継ぎ時間が2時間弱でも安心しきっていた)、うっかり1.5時間強のディレイでプノンペンを発ったシルク・エアー便を待つことなく、親会社シンガポール航空乗り継ぎ便が我々を残してあっさり定刻出発してくれた事が、普段は通り過ぎるだけのシンガポール チャンギ国際空港に長時間ステイする機会を与えてくれた(約8時間)。


熱帯系草花のオブジェが通りの随所に設置されているチャンギ国際空港。


シルク機内では「羽田便、待っててくれるよな、きっと・・」という淡い期待もあったけれど、空港で我々を出待ちしていたスタッフから伝えられた、シンガポール航空が用意したさすがのソリューションは、8時間後に出発する夜便への無料振り替え & 食事付きホテル無料ステイ券(空港タクシー送迎も無料)の配布というもの。


休む用のホテルと食事と移動タクシー代を、乗り継げなかった乗客各々に個別手配していたのは流石なシンガポール航空


まあ羽田に夜到着予定だったのが翌日早朝到着になるくらいで、業務スケジュール的には大きな影響はないし、しょうがないか、とあっさり割り切りつつ、たった8時間の間にわざわざ空港外に出かけても特にする事ないし(平日昼過ぎだったからワーカホリックな在星知人・友人達に声かけするのも気が引けたし)、こうなったらこの東南アジア有数の巨大ハブ空港であるチャンギ国際空港をいろいろ満喫してみよう、と思うにいたった。

とはいえショッピングには興味ないし、余計な出費も差し控えたいということで、プライオリティパスで入れるラウンジをいろいろと巡ってみよう、という事に。
ちなみにプライオリティパスが使えるラウンジはチャンギ国際空港には11カ所もあるので、事前にネットで調べて候補絞って回ることにした。
(更にちなみに投稿日現在、成田には1カ所(※)、羽田にはゼロだ)
※:空港ビル(イミグレ出る前)のシャビーなラウンジは除く


空の旅の心強い友、プライオリティパス

で、本稿は自身の備忘録の意味も込めて、今回巡ったチャンギ国際空港のラウンジがどうだったかを御紹介したいと思う。

ちなみにチャンギ国際空港の全容は以下のような感じ。
巨大なコの字型をしているチャンギ国際空港。 筆者が到着したのはターミナル2(オレンジのエリア、T2)、出発搭乗口があったのはターミナル3(グリーンのエリア、T3)

コの字の下辺と上辺の間にはシャトルバスやモノレールが縦横に走っていて、通常はそれほど歩く必要はない。 が、まあ今回は時間もあるし、カンボジアでは徒歩不足な生活を送りがちなので、到着したT2から出発予定のT3までグルッと歩きながら、随所のラウンジを巡ってみる事に決定。

空港到着が現地時間14時で、機内食を遠慮して来たので、とりあえず遅めのランチを、と思ったら、ちょうど「食事にオススメ」とのラウンジが到着したT2にあったので、まずはそこにトライ。


ちなみに随所にあるフードコードも賑わっていた。。。が、今回はラウンジ巡りということでフードコートはスルー。

(1)グリーン・マーケット
T2にあるラウンジ「グリーン・マーケット」。 食事を取るのはここがオススメ。





フレッシュなサラダバーや、やや和風テイストな総菜バーは当然取り放題。








で、ランチタイムには、これも和食テイストなフリーランチが3つの選択肢から選べる。筆者が今回頼んだのはサバ定食。 味もしっかりしていて満足度高い。

ふりかけご飯に茶碗蒸しもついていた。


乗り継ぎ時間にもよるが、もしある程度時間に余裕があって、食事時にチャンギにいるとすれば、わざわざここに来て食事をとる価値はある、と思う。
なお、アルコールは有料なので、昼時食事&ちょっとお仕事、というにはちょうど良いラウンジである(今回はそのように使わせてもらった)


で、T2のグリーンマーケットで食事とメール処理等を済ませ(2時間くらいいた。。)、いよいよチャンギ国際空港の巨大コの字下辺のT2からT1へ移動。 


T2からT1への通路。 結構な距離がある。。

T1のラウンジの中で、ネット事前に調べて候補としていた「スカイビュー・ラウンジ」は残念ながらクローズしていた。 なんでも、ラウンジを実質運営(?)していたキャセイパシフィック航空が、拠点ターミナルをT1からT4(建設中)に移すから、というのが理由と言われているらしい。

で、時間も夕方過ぎであったので、フリーアルコールが有るや無しやを優先チェック項目と捉えつつ、他ラウンジを偵察。


(2)ディナタ・ラウンジ
T1にあるラウンジ「ディナタ・ラウンジ」。結構新しい、らしい。
ここは照明暗めの落ち着いた雰囲気。 無料ビュッフェの料理も品数は少ないが味はしっかりしている。カップ麺もそろっていて、かつアルコールが無料である(有料なラウンジが結構ある)。 ゆっくりくつろぐならここがオススメ。









チキン系のメニューがなかなか美味かった。 無料アルコールもビール、ワイン、その他とそろっている。

個人的には(この後回ったラウンジ含め)今回巡ったラウンジの中で、このT1のディナタがくつろぐには最適な気がしている。 食事はT2のグリーンマーケット、くつろぎはT1のディナタ、というのが最適な組み合わせか(現時点での私見)。


・・・・あと2カ所回ったんだが、今日は時間が来てしまったのでまた次稿にて。

もう現時点での最適な組み合わせ(私見)を披露してしまったので、残り2つの事を書くモチベーションが維持できるかどうか微妙だけれど。。まあ備忘録という事で次回もw



2016/02/13

中国がコケたら皆コケる?:我らがカンボジアへの影響について愚考

気がついたら前回投稿から1ヶ月が経過していて、今年もう2月半ばが近づいている。

ブログ投稿する間もなく(・・いや、時間はあったはずなんだけれど、このブログ含め仕事外の作業になかなか気を回せず、、)カンボジアで気忙しくしているうちに、前回ブログアップからあっという間に1ヶ月が流れ、為替やら株価やらも何だかエラい事になっている。

よくニュースで話題に上るアメリカの金利も、リーマンショック後の2008年12月に実質ゼロに引き下げた後、昨年の2015年12月に9年ぶりに利上げしたばかりだが、今年に入って追加利上げには結構慎重になってきてる模様。

なお、ここで言う「アメリカの金利」とは、アメリカ国民生活に直接関係ある預金金利ではなく、連邦準備制度委員会(FRB)と呼ばれる御上の機関が世の中の景気誘導のために操作する政策金利の事だ(一般国民生活とは直接関わりがない数値)。

細かい話は省くけれど、要は「アメリカの判断で、世界の景気が悪い時は下げて、良くなってきたら上げる数値」である。  下げると世の中のお金回りは良くなり、上げるとお金回りにブレーキがかかる。 アメリカは世界の覇権国なだけに、その上げ下げ(もしくは「上げるぞ or 下げるぞ」という発信)だけで、実際に世の中のお金の動きがけっこう変わってくるのだ。 
ニュースに良く出てくる「アメリカの利上げ・利下げ」については、これだけ分かっていれば内容理解にはほぼ事足りる(と思う)。


リーマンショックがあった2008年以降、世の中の景気はすごく悪くなったから、アメリカはこの金利を下げられるだけ下げて(実質ゼロに)、9年たった去年2015年末に世の中の景気が少し良くなって来た感が出たから(主にアメリカの景気が良くなったから)、ようやくその金利を少し引き上げた。 
去年末の段階では「(2016年も)更に追加で引き上げていきたい」というな意向を明示していた。

で、今年に入ってからのアメリカの言い分は一転して「アメリカの景気は緩やかに回復しているんだけれど、中国経済の不安定さが市場の不安と動揺を招いているから、追加利上げするかどうかは微妙。」、という事に変わったらしい。
(FRB議長が2月10日に発言した内容のざっくりまとめ)


以上、だいたい誰もが知っている経済ニュース話を焼き直しただけの薄い冒頭スタートで恐縮だが、このアメリカを始め世界中が不安視している「中国経済の不安定さ」というのが、我らがカンボジアにどう影響するのか、ちょっと対岸の火事では済まされそうな気配なので、浅知恵ながら自分なりに考えている事をまとめようと思う。


そもそも「中国がヤバくなる」と、周り(諸外国)にどう影響がでるのだろう。 
中国がコケたら世界中がコケる、というようなざっくりしたニュアンスで不安だけが煽られているようにも見えたりするが、皆が総じて中国と一緒にコケる事態になるのだろうか。

為替とか株式とかをグローバルに運用している人達にとっては、中国がコケたら下がる数値と上がる数値がそれぞれあって、その数値を買ってるか・売ってるかによって損得が分かれてくる・・・・のだと思うが、この界隈は小国カンボジアの零細実業主からはとても遠い世界なので、より実業的な商売や現物投資に近い話だけ考えてみる。

中国からみて外国人・外国法人が「中国関連で何か商売か投資やってます」という場合、具体的にどんなお付き合いを中国としているか、をおおまかに分類すると、だいたい以下の4パターンのどれか(複数関与可)に当てはまるはずだ。

1. 中国にモノやサービスを売っている
2. 中国からモノやサービスを買っている
3. 中国に何かの投資している
4. 中国から何かの投資を受けている

上記各々のケースで、中国国内の景気が悪くなってきたらどういう影響が及ぶか、分けて考えてみたい。

1. 中国にモノやサービスを売っている
このケースは確かに苦しくなる可能性が高いように見受けられる。
今までいろんなものを大量に買ってくれていた中国が、中国国内景気の冷え込みのせいである時パタッと以前ほど買わなくなると、中国の爆買い(主に輸入の方)を前提に生産設備や体制に投資していたら、その設備や体制が余剰になってしまう恐れは確かにある。

生産設備等への投資がだいぶ前に済んでいて、すでに中国爆買いで投資回収できてしまっている事業主さん達はまだいいが、投資が最近だったりすると、中国からだけの回収を見込むにはリスクが高くなっていると考える方が妥当だろう。


2. 中国からモノやサービスを買っている
このケースは、むしろ変わらないか、少し状況が良くなる可能性もある・・ような気もする。 
海外輸出を手がける中国の業者であれば、国内景気が冷えきってる現在、海外からの受注に対しより真剣にならざるを得ない(はずだ)し、中国人の離職率も昨年あたりから減って来ている(国内景気が悪いから現職にしがみつく傾向が見られる)という話も聞こえてきたりしている。 

国としてもより多くの外貨獲得に必死だろうから、輸出は引き続き奨励されるはず。 国内景気の悪化のせいで潰れたりしない中国仕入れ先があれば、より良い取引ができるようになる、、かも知れない。


3. 中国に何かの投資している
中国に生産体制(設備や人員)を投資している場合、売り先が中国国内か海外か(上記1か2か)の組み合わせによって変わってくる。 1であれば苦しく、2であれば意外と(人員確保とか)安定する要素も多分にあるように思われる。

一方、不動産とか株式とか金融商品とかへの投資となると、おそらくかなり厳しい状況になる事が想定される。
公共事業・民間事業あわせ、作りすぎた建物や街自体がゴーストタウン化しているという話はよく聞くし、次の4とも絡む話になるが中国からの資金流出がいきなり巨額になっていて、これは投資商品の値崩れに直結する可能性のある事態、と言えるはずだ。


4. 中国から何かの投資を受けている
このケースは、あくまで私見だけれども、実はかなりの恩恵を享受できる立ち位置にいると考えられる。

去年、中国関係のニュースで大きく取りざたされたのが、中国からのキャピタルフライト(資金流出)が急増しているという話。 ざっくりいうと、中国がコケる事を危惧して、中国内にある大量のおカネが中国から外に逃げ出している、という話だ。

中国自身が発表している公的な統計データから見ても、2014年まではほぼ毎年資金流入が続いていた中国だが、2015年は一気に巨額の資金が流出している。 
2015年1月〜9月でいきなり3000億ドル(約34兆円)のマイナス。。


直接投資は減ってない(簡単には減らせない)が、現預金と貸出が一気に流出・・。

国際収支の項目の集計は結構複雑(素人的に分かりづらい内容がいろいろ足し引きされている)なので、この項目名称と数値から直観的に「この金額がキャピタルフライトしている」とまでは言えないはずだけれど、それでも過去10年近くほぼ資金流入となっていた数値が(同じ計算方法で)いきなり巨額の流出に転じているわけだから、大きな流出が実際に起こっていることは間違いないはずだ。

かつ一方で、統計上は現れない、中国ならではの資金流出もある。
昨年中国関連で賑わったニュースの一つに、地下銀行の摘発があった。 要は中国と海外との間で違法送金を行っていた非合法組織の摘発の事で、大きな摘発のニュースが2回ほど流れたが、その各々で違法送金(主に中国から海外への送金)の摘発金額が日本円の単位でなんと「兆」の規模だった(確か去年の4月に7兆円、11月に8兆円)。
摘発されていない流出も考慮すると、果たして総額が何兆円規模になるのか、ちょっと想像がつかない。

で、中国がら公式・非公式に流出してるマネーは、当然どこかの(中国から見た)海外にためておかざるを得ない。 中国人が安心してためておけるどこかの国で、銀行預金や不動産、株式などにその姿を変えているはずだ。



・・また話が長くなってしまって恐縮だが、さて肝心な我らがカンボジアにとってどういう事になるのか、、を考えると、私見としてはカンボジアは上記1〜4のうちの2と4に当てはまると思う。

まずカンボジアは、中国に当然いろいろとモノを売っているけれども、それ以上に中国からいろいろなものを買っている。 以下は日本外務省のサイトから失敬したカンボジア統計数値だが、輸入の40%が中国からとなっている。


輸入の40%は中国から。。


で、中国からカンボジアへの投資額も相当なものである。
2015年の海外からのカンボジア投資規模は46億ドル(約5,340億円)に達する規模だったそうだが、その内訳としてはカンボジア現地資本が32億ドル(約3,712億円)、中国資本が8.6億ドル(約1,000億円)、英国資本が1.4億ドル(163億円、、意外w)と、中国が3位を大きく引き離して2位。

かつ、この現地資本32億ドルというのも、カンボジアの土地や不動産を投資するにあたって、外国人がカンボジア国籍を買ったりカンボジア法人(持ち分の過半がカンボジア人名義)を設立したり、というのは日常茶飯事なので、その多くは実態としては海外資本と考えられる。で、きっとそこでも中国が筆頭である、たぶん(私見)。

2015年、カンボジア進出がますます盛んになってきた日系企業の現地法人登記数は250社(過去最高)になったが、一方の中国系企業はこの数年毎年1,000社以上が現地法人登記されている。 商業省(Ministry of Commerce)に登記されている法人の数は3万社とも言われるが、そのうちほぼ1万社は中国系企業だそうである。

カンボジアは東南アジア諸国の中でも特に中国と仲が良く、かつ米ドルで実物投資が実行できる強烈な魅力がある国である。 リッチな中国人が自分の資産をフライトさせる先として、当然有力な候補にあがる事は間違いない・・と思う。


・・・ということで、カンボジアは1〜4のカテゴリーのうち、2と4に当てはまる。
その2と4は、中国がコケる流れの中で、実は意外と恩恵を享受できる立ち位置である(私見)。 ということは、カンボジアにとってはむしろチャンスが到来してきているんではなかろうか・・(どれだけ続くかどうかは分からないけれど)、というのが筆者愚考のまとめである。

・・・まあ、カンボジアびいきのお気楽な楽観愚考としてご笑読くださいませ。 まいどホント長くてすみません、おつきあい頂き感謝です。 <(_ _;)>

2016/01/11

続・池上彰に学んだカンボジアの今(2)

3年ぶりに日本で過ごした年越し・正月の間に観た情報番組「池上彰が行く、東南アジア沸騰街道900Km !」(録画したもの)についての感想を本年ブログ一発目に持ってきたところ、また長くなってしまったので2部構成にした今回はその2部目。

なお、前回も当該番組の写真映像が主で文章は短めだった(はずw)、、と思いますが、今回はもっと文章少なめ(映像多め)とさせて頂きました。 短く、軽めに、刻んで、が今年の方針です。


さて前回1部目で、盛り上がるASEANについて & その加盟国の一つカンボジアに迫り来る中国の粗挽きな脅威(?)、的なトーンでの番組編成であったことをお話した。


このラインを「沸騰街道」と銘打って頂きました。。我らがバッタンバンも(フォント小さめながらも)名前出して頂いておりますw


池上先生から直々にポテンシャルを言及頂いたASEAN


で、中国のあ然とさせられる粗い攻勢にもいろいろな角度から光を当ててましたw


で、カンボジアが盛り上がるASEANの中でいい感じの立ち位置になってきて、かつ中国が怒濤に攻め寄ってきているぞ・・・という状況下で、そのカンボジアに対して日本が今までいかに貢献してきたか、いかに日本が好かれているか、というお話をてんこ盛りに描写。


やはりここは出しておかないと。 なおこの橋はその建設にあたって日本ODA予算による入札予定価格の113.9億円に対して三井住友建設が78.7億円の最低価格で落札した、、というのは当時有名な話だったけど、結局120億円かかったのかな?w

そうでしょうとも!


 カネ使ってますとも!

信頼されてますとも!

筆者の私見としては、今までずっと自国に対して過度に自虐的であった日本が、「いや日本は実は素晴らしい」と声を大にして発信するのは良い事だと常々思っている。 
ただこの番組に関してだけいうと、中国の所業をやや粗っぽく散々ディスりながらの日本アゲ、というコントラスト演出に、正直ちょっと引いたのもまた事実(あくまで筆者私見)。 
(※中国ディスり具体については前回投稿をご参照ください・・。)

中国の行き過ぎ感ある諸々所業を面白おかしく取り上げた、という話だけかもしれないが、そのディスり具合にも行き過ぎ感が否めない・・・と思ったのは筆者だけかも知れない。

とまあ筆者の愚考私見はさておき、番組の流れ的には、AECとASEAN、対する中国と日本、と取り巻き達によるカンボジアの外堀り事情を伝えつつ、いざ肝心のカンボジア自体の描写は、、、、の段階になってみたら、これもまた筆者私見ではあるが、率直に感じたのはやはり「まだ(また)ここか」。。。という感じ (= = ;)

なぜここの年齢層だけが妙に少ないのか、、、それは当然・・
この悲劇のせいです。








番組の中でカンボジア取り巻き事情を伝えていた部分を除く、カンボジア自体の紹介部分のほぼ9割が、このポルポト大虐殺のお話と、あと地雷のお話であった。





しかも今回、池上彰氏ご一行がこの「沸騰街道」を移動中になんと地雷が発見された!?というハプニング的イベントまでw

筆者がほぼ毎週通っている道です。


繰り返しになりますが、筆者がほぼ毎週通っている道です。

なんと探知機が反応!? 再度繰り返しになりますが、筆者がほぼ毎週通っている道です。
なお、この探知機が今回反応したブツは空き缶だったそうですw、、ほっと一安心な感じの演出もありww
再三繰り返しますが、そのあたりは筆者がこの5年ほぼ毎週通っているあたりです。

マジで?

やはり、AECでASEANが盛り上がろうが、中国が粗挽きな建設ラッシュを巻き起こそうが、日本から見てカンボジアといえば昔も今も「虐殺と地雷」なんだそうです、、、というお話。  これが今回、この池上彰氏を冠して放映された番組から学んだ「カンボジアの今」である。



なお、カンボジア自体の紹介のほぼ90%を占めた「虐殺と地雷」以外の部分では、日本のカンボジア紹介情報番組としては目新しい&在住者の我々にとっては懐かしい話題もチラホラ。


粗挽きw
この企業さんの面白い取組みに「へぇ〜」と思ったのは2010年12月あたり、つまり5年前。 それが今目新しく放映されている、、という時間差にあれこれ思ったりw
いや、他にあるでしょw

あと、筆者のお仕事本拠地であるバッタンバンが紹介されていたのは普通に嬉しかった。


バッタンバン。 そうこんな感じ。

これうまいんです。 なお、もっと細いヤツの方がうまいです。

クロラーン、テレビ初お披露目では?w



で、今回のこの情報番組で筆者的には最も斬新さを感じた唯一のポイントが、この番組の締めにあった。


そもそもこの問いかけ自体が新鮮。今までのカンボジア(および後発新興国)に対する上から目線はどこへやらw

この問いかけに対して、池上先生のお答えやいかに。
まず中国について;







次に、日本はどう対応して行くべきか、について;







先生、筆者的にも全面賛成でございます。 

というわけで、1年ぶりに池上彰氏に学ばせていただいた(日本から見た)カンボジアの今。 大変勉強になりました。 来年もまたやってくれないかな。。録画して拝見させて頂きますので。

というわけで、今年もカンボジアで引き続きがんばります。

(前稿に引き続き、テレビ番組写真満載につき、怒られたら削除します。。って、ほとんど文章ないから投稿自体が削除かな。。(= =;) )