2016/01/11

続・池上彰に学んだカンボジアの今(2)

3年ぶりに日本で過ごした年越し・正月の間に観た情報番組「池上彰が行く、東南アジア沸騰街道900Km !」(録画したもの)についての感想を本年ブログ一発目に持ってきたところ、また長くなってしまったので2部構成にした今回はその2部目。

なお、前回も当該番組の写真映像が主で文章は短めだった(はずw)、、と思いますが、今回はもっと文章少なめ(映像多め)とさせて頂きました。 短く、軽めに、刻んで、が今年の方針です。


さて前回1部目で、盛り上がるASEANについて & その加盟国の一つカンボジアに迫り来る中国の粗挽きな脅威(?)、的なトーンでの番組編成であったことをお話した。


このラインを「沸騰街道」と銘打って頂きました。。我らがバッタンバンも(フォント小さめながらも)名前出して頂いておりますw


池上先生から直々にポテンシャルを言及頂いたASEAN


で、中国のあ然とさせられる粗い攻勢にもいろいろな角度から光を当ててましたw


で、カンボジアが盛り上がるASEANの中でいい感じの立ち位置になってきて、かつ中国が怒濤に攻め寄ってきているぞ・・・という状況下で、そのカンボジアに対して日本が今までいかに貢献してきたか、いかに日本が好かれているか、というお話をてんこ盛りに描写。


やはりここは出しておかないと。 なおこの橋はその建設にあたって日本ODA予算による入札予定価格の113.9億円に対して三井住友建設が78.7億円の最低価格で落札した、、というのは当時有名な話だったけど、結局120億円かかったのかな?w

そうでしょうとも!


 カネ使ってますとも!

信頼されてますとも!

筆者の私見としては、今までずっと自国に対して過度に自虐的であった日本が、「いや日本は実は素晴らしい」と声を大にして発信するのは良い事だと常々思っている。 
ただこの番組に関してだけいうと、中国の所業をやや粗っぽく散々ディスりながらの日本アゲ、というコントラスト演出に、正直ちょっと引いたのもまた事実(あくまで筆者私見)。 
(※中国ディスり具体については前回投稿をご参照ください・・。)

中国の行き過ぎ感ある諸々所業を面白おかしく取り上げた、という話だけかもしれないが、そのディスり具合にも行き過ぎ感が否めない・・・と思ったのは筆者だけかも知れない。

とまあ筆者の愚考私見はさておき、番組の流れ的には、AECとASEAN、対する中国と日本、と取り巻き達によるカンボジアの外堀り事情を伝えつつ、いざ肝心のカンボジア自体の描写は、、、、の段階になってみたら、これもまた筆者私見ではあるが、率直に感じたのはやはり「まだ(また)ここか」。。。という感じ (= = ;)

なぜここの年齢層だけが妙に少ないのか、、、それは当然・・
この悲劇のせいです。








番組の中でカンボジア取り巻き事情を伝えていた部分を除く、カンボジア自体の紹介部分のほぼ9割が、このポルポト大虐殺のお話と、あと地雷のお話であった。





しかも今回、池上彰氏ご一行がこの「沸騰街道」を移動中になんと地雷が発見された!?というハプニング的イベントまでw

筆者がほぼ毎週通っている道です。


繰り返しになりますが、筆者がほぼ毎週通っている道です。

なんと探知機が反応!? 再度繰り返しになりますが、筆者がほぼ毎週通っている道です。
なお、この探知機が今回反応したブツは空き缶だったそうですw、、ほっと一安心な感じの演出もありww
再三繰り返しますが、そのあたりは筆者がこの5年ほぼ毎週通っているあたりです。

マジで?

やはり、AECでASEANが盛り上がろうが、中国が粗挽きな建設ラッシュを巻き起こそうが、日本から見てカンボジアといえば昔も今も「虐殺と地雷」なんだそうです、、、というお話。  これが今回、この池上彰氏を冠して放映された番組から学んだ「カンボジアの今」である。



なお、カンボジア自体の紹介のほぼ90%を占めた「虐殺と地雷」以外の部分では、日本のカンボジア紹介情報番組としては目新しい&在住者の我々にとっては懐かしい話題もチラホラ。


粗挽きw
この企業さんの面白い取組みに「へぇ〜」と思ったのは2010年12月あたり、つまり5年前。 それが今目新しく放映されている、、という時間差にあれこれ思ったりw
いや、他にあるでしょw

あと、筆者のお仕事本拠地であるバッタンバンが紹介されていたのは普通に嬉しかった。


バッタンバン。 そうこんな感じ。

これうまいんです。 なお、もっと細いヤツの方がうまいです。

クロラーン、テレビ初お披露目では?w



で、今回のこの情報番組で筆者的には最も斬新さを感じた唯一のポイントが、この番組の締めにあった。


そもそもこの問いかけ自体が新鮮。今までのカンボジア(および後発新興国)に対する上から目線はどこへやらw

この問いかけに対して、池上先生のお答えやいかに。
まず中国について;







次に、日本はどう対応して行くべきか、について;







先生、筆者的にも全面賛成でございます。 

というわけで、1年ぶりに池上彰氏に学ばせていただいた(日本から見た)カンボジアの今。 大変勉強になりました。 来年もまたやってくれないかな。。録画して拝見させて頂きますので。

というわけで、今年もカンボジアで引き続きがんばります。

(前稿に引き続き、テレビ番組写真満載につき、怒られたら削除します。。って、ほとんど文章ないから投稿自体が削除かな。。(= =;) )

2016/01/08

続・池上彰に学んだカンボジアの今(1)

遅まきながら新年あけましておめでとうございます。
2016年最初の投稿となります。 本年も引き続きよろしくお願いいたします。
<(_ _)>


本稿も今年こそは軽く短く刻んで行こう、という初志を貫徹するために、冒頭の余計な与太話は割愛して(まあ本稿自体が与太話だけどw)さっそく本題に。

3年ぶりに日本で年越しさせて頂いた正味9日間、営業回りや親族回りなどの日中アクティビティに加えて、主に夜間に遂行すべき重要ミッションがあった。在カンボジア中にためておいた日本のテレビ番組録画の通し鑑賞である(筆者はカンボジア自宅ではテレビを一切見ない)。

具体的には、ほろ酔い状況で「下町ロケット」を通しで見ながら感涙にむせびつつ、「あさが来た」であささんから爽やかな元気をもらいつつ、「スターウォーズEpisode4」(映画順番的には一作目)でハリソンフォードの若い頃を懐かしみつつ、といった具合のラインナップが主。

で、それらのメイン・ラインナップから外れてはいるが、今回久しぶりにカンボジア紹介をテーマとする情報系番組も録画し、拝見させて頂いた。

ちなみにもう一昨年となる2014年11月に「池上彰に学んだカンボジアの今」というお題でブログをアップした事がある。 
日本においてわかりやすく勉強になる教養系テレビ番組司会者の第一人者である(ような気がする、筆者私見)池上彰氏によるカンボジア紹介番組を見て感じた事を述べさせて頂いた投稿である。

で、今回の番組もまた、奇しくもまたその池上彰氏を看板にした「池上彰が行く、東南アジア沸騰街道900Km!」という副題の番組であった。


池上彰が南部経済回廊をホーチミンからバンコクまで走る、という内容。
「沸騰」と名付けたいのは番組の都合である模様。 バッタンバンも出ていてちょっと嬉しいw

上記の一昨年のブログでも書いてあるとおり、通例であればカンボジア紹介系の情報番組を録画してまで見る事はほぼない。 
今回録画しておいた理由は単純で、プノンペンの尊敬すべき飲み友(カンボジアの大先輩ねーさん)がフィーチャーされていると聞いたので、それを見て次飲んだ時にからかってやらねば 感動した旨をお伝えせねばと思ったからだ。

尊敬するねーさんの特集部分は尺にして10分ほどあり、それはそれは素晴らしい内容だった、さすがすごいっす。 なおこの部分は数多くの在カンボジア邦人の方々がFB等にてリアルタイムで絶賛投稿されておられたし(地上波放送日は2015年12月7日)、本稿ごときがコメント述べるなんぞ12年は早い・・ということでコメント等は差し控え。


で、そのねーさん特集以外の部分について、その内容にいろんな意味でびっくりぽんだった驚いたのだが、そのいろんなの内容は集約すると以下3点。


1.
沸騰街道の旅はベトナム→カンボジア→タイと流れたが、両隣のアセアン2大大国をさしおいて、番組のほぼ90%以上は我らがカンボジア特集だったこと。
ベトナムは番組の冒頭に少し、タイは番組の締めあたりに少し、触り程度に出たくらいで、主内容はほぼ全てカンボジアについてだったと言っていい構成。 

テレ東とはいえ 番組4周年記念の拡大版スペシャルで、かの池上彰氏を看板にすえて(現場に送り込んで)、そのメインテーマ(尺にして1時間以上)がカンボジアネタとは。。。なんか偉くなったなカンボジア(涙)


2.
アセアン経済共同体(AEC)の発足をにらんで、カンボジアに対するニュアンスが「かわいそうな後進国、援助してあげないと」というトーンから脱皮して「これから成長するおいしいポジションにいる新興国、絡んでいかないと」というトーンに変貌していたこと。
(AECについては前回大晦日ブログ「2015年大晦日、といえばアセアン経済共同体発足」をご参照頂けますと幸いです。)

で、そのトーンのにじませ方が、ガンガン食い込んでる中国と日本を対比させる形で、「日本は今までだいぶ貢献したきたよね」 X 「今ごろしゃしゃり出て来てる中国ずるくない?」 という「日本賛美三昧 X 中国ディスり三昧」構成だったこと。


3.
とはいえ、そのカンボジア自体を語る収録内容を見て感じた事が、2014年11月のブログで書いた当時の率直な感想と全く同じだったこと。

当時書いたままの感想をコピペすると;
ーーーー
「そうか、まだ(また)そこか・・」といったところ。
ーーーー



今年は文章も軽め・短めで行くぞ、という初志を体現すべく、上記のびっくりぽん驚いたポイント2.と3.について、以下主に番組の写真映像にてお伝えしますw  ちなみに写真は順不同です。
(こういうの写真とって貼ったらいけないのだろうか。。もしそうならごめんなさい、怒られたら消します。。<(_ _;)> )


まずは大きくAECとASEANをアゲにアゲつつ。。。















で、その日が昇りそうなASEANのカンボジアに忍び寄る中国、、、というトーンで、まずはカンボジアで日本友好橋とも称される日本ODAによる橋の真横に作られた中国ODAによる橋をトピックとして;


先生、中国の橋は逆側では・・?w

それは確かに。でもちなみに現地的には2つ並んだ橋がそれぞれ逆向きの一方通行となり渋滞解消に役立っていて結構評判いいんですがw

で、更に中国系がおし進める建設プロジェクトについてディスりまくり。。。


中国が政府の建物もガンガン建ててる例として出たんだけれど、、、先生、逆では?w
(トゥクトゥク運転手が指すそっちは内閣府で、画面出てないその左隣が首相府だったような。。)
確かにw

セールスオフィスのスタッフ、本当にこう答えるのか。。?w




この現場の3名だけがこう取り上げられていた、、、とはいえテレビとは恐ろしいもので「中国系の現場は新人だらけ感」として強烈に伝わっている・・気がする。

・・・とまあ、盛り上がってくるASEANの沸騰街道にあるカンボジアに対して、中国が荒っぽくも怒濤な感じで迫りよって来ている、、どうにかしないと、というトーンで番組は進んでいく。

で、カンボジアにずっと貢献している日本賛美と、肝心のカンボジアは今、、という流れになっていくのだが(順序は多少入り組んでいたけど)、、、すでにけっこう長くなってしまっている本投稿。 今年は短く刻んでいかないと。

ということで、新年一発目の投稿は久しぶりの2部構成にしてみます。
続きは次回、近いうち必ず!(写真掲載が怒られなければw)