2014/10/29

仁義なき”商号”ガチバトル(?):気がついたら決着(?)

本稿でも何度かご紹介させて頂いている、意外と厳しいカンボジアでの商号登記制度。

それに関連したトピックとして、なぜか同じ商号をぶつけ合ってほぼ同時期に開院された歯科医院 in プノンペンのお話を、今年7月頭にアップさせて頂いた。

(その後、自社事例も交えつつカンボジア商号登記制度のご紹介もさせて頂いた。)


その回のブログにて「この歯科医院のガチンコ商号バトル(?)のオチがどうなるのかちょっと注目している」という感じで書かせて頂いた手前、その後どうなったのか、なんとなく気にはなっていたが、わざわざ確認するアクションまでは取れずにいた。

で、そのオチ(?)は意外な形でサクッと知らされた。

9月末セミナーの際、講演終わった後にお声かけ頂いた参加者の方々の中に、その歯科医院(のうちの一方)の方がいらっしゃって、手短かな時間の中、端的にいろいろと教えてくださった。
・ブログも見ていてくださり感謝です。


で、結論的には、どうやらバタナック・タワーに入居されている方が正式に「K's DENTAL CLINIC」(※ sは小文字)の商号を授与された、、とのこと。

教えて頂いた事をまとめると、どうやらカンボジアにおける医療機関の登記には、会社登記を行う商業省(Ministry of Commerce)以外に、保健省(Minitstry of Health)での登記も必要で、それをいち早く行ったのがその「K's DENTAL CLINIC」さんの方だった、、ということらしい。

ちなみに弊社JCGroupは現状、保健省絡みの医療関係事業は手がけていないので、上記に関する制度・規則等の知識や経験は持ち合わせていない。 
また、それを確認する時間も(本業にないので)わざわざ割けない、、という状況の中で、結果を最も簡単に確認できそうな方法として思いついたのは、

「じゃあ、イオンモールプノンペンに入っている『K'S DENTAL CLINIC』さん(※Sは大文字)の看板はどうなっているんだろう?」

、、を見に行けばいい、という簡易ソリューション。 
対偶の真偽を示せば元の命題の真偽が示せる、という、「PであればQ」が云々という感じで昔に習った禅問答的なアレの発想だ(大げさ且つ適当ですw)。

とはいえ、最近なかなかイオンモールにも行く機会がなかった中、今月半ばにイオンモールで最も繁盛している日系飲食店(の1つ)の社長様と会食させて頂く機会があり、しめたとばかりに少し早めにモールに行って、件の歯科医院を見に行った。


イオンモール1階(日本的には2階)の「K'S DENTAL CLINIC」さん。
一見したところ商号に変化は見られない。

外から眺める限り、商号に変化はない・・ように見える。 

でも店の奥に(上記写真の中央やや左)に店内の看板のようなものが見える、、、ということで、日本的な奥ゆかしい節操・遠慮の感覚をすっかり失って久しい筆者はズケズケと店内にお邪魔し、店内にいたカンボジア人スタッフに写真撮影の許可を頂いた上で以下;


「CAM K'S DENTAL CLINIC」・・・。

頭に「CAM」が付いている。 ・・なるほど。


その後なんとなく、前回ブログでご紹介した際には両医院の広告が上下キレイに並列されていた老舗フリーペーパーの最新号を眺めてみると、むしろこのイオンモール側の歯科医院さんの広告が「K'S DENTAL CLINIC」という名前のまま大きく出ていたりして、逆にバタナック・タワー側の「K's DENTAL CLINIC」さんの広告は見当たらなかったりして。。。(筆者の見落としの可能性あり)


決着がついたのかどうか、そもそも何の決着なのか・・・はさておき、日系医院の進出が旺盛なのは在住邦人皆様には喜ばしい事なので、双方ぜひ頑張って頂きたい。 

また、本件についての前回ブログには、実際8月にカンボジア視察された別の日系歯科医院の先生からも実名入りコメント頂いた。 この場を借りて御礼申し上げます。

飲食店に限らず、歯科医院にとってもプノンペン競争環境は熾烈なようだ。 
ライバル同士が切磋琢磨して成長しあえる市場、、となる事をカンボジア在住者の1人として淡く期待したい。 

そろそろ歯の定期検診いかないと、そういえば。



http://yoroz-cambodia.jcgroup.asia/2014/07/blog-post.html

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