2015年もあっという間に5月に突入。 来月末にはもう年の半分が経過する事になる、という事実に戦々恐々とする今日この頃である。
で、5月早々カンボジアは(従業員的に)絶賛3連休を満喫中だ。
5月1日は「労働(者)の日」(Labour Day)、いわゆるメイデイで、世界各地で労働者が連帯的に権利要求をする祭典の日。 カンボジアを含む世界的に多くの国ではこの日を祝日に定めている。
ちなみに祝日にしていない代表的な国としては、OECD加盟国では日本を始めイギリス、オランダ、スイス、デンマーク、トルコ、韓国あたり。 ASEANでもインドネシアとブルネイは祝日にしていない。
日本でも祝日化の動きが昔から微々としてあるが、この日まで休みにしたらゴールデンウィーク休み過ぎだろ、とか、11月23日の勤労感謝の日の立場はどうなる、とか、諸々細かい異論反論を統一・収束できないまま、大きな議論に至らないまま今に至っている(はず)。
で、5月2日(土)は「Viska Bocheaの日」という何か仏教関係の祝日で、5月3日は日曜日、と見事な3連休の出来上がりだ。
ちなみにカンボジアでは、土曜日が休日の機関(お役所、一部の銀行)や会社は「土曜の祝日を月曜日に振り替えよ」というお休み大盤振る舞いなルールとなっている。 よって公官庁や一部銀行にお勤めの方々には目下4連休の2日目である。
なお、同じ大手商業銀行の本支店でも、土曜日は午前中だけ開けてる店舗と閉じてる店舗があり、それぞれの店舗で土曜祝日の月曜振替がされるのかどうか、どうやらルールが統一されていないらしい、という話もある。
連休明けの月曜に銀行が開いてるか開いてないか、同じ銀行なのに店舗によって異なるかもしれない、、という、何事も一筋縄ではいかない我らがカンボジア。
とまあ、いろいろな面で天国的なゆるさに事欠かない我らがカンボジアは、お察しのとおり祝日天国でもあるわけだが、いったい何日祝日があるのか、改めて数えて見てもよさそうだ、、とふと思い立った。
カウント素材として、しっかり者の弊社管理部リーダーが喜々として年始に作成し「これらの日は休みですよ、いいですね?」と再三念押ししてきた「2015年カンボジア祝日まとめ」を使わせて頂きたい、、ということで以下お披露目;
カウント素材として、しっかり者の弊社管理部リーダーが喜々として年始に作成し「これらの日は休みですよ、いいですね?」と再三念押ししてきた「2015年カンボジア祝日まとめ」を使わせて頂きたい、、ということで以下お披露目;
ご丁寧に振替休日となる日も( )で添えてある。
カウントしてみるとその数27日。
カウントしてみるとその数27日。
1年間はだいたい52週間で考えるのが通常(のはず)で、1週間の営業日数を5.5日(カンボジア民間企業には土曜日は半ドンという所が多い、、はず)と考えると、
52週間 X 5.5日/週 = 286日
が1年間の営業日の数となる。
が1年間の営業日の数となる。
286日中、27日が祝日。
約9.4%、つまり年間営業日全体の約1割くらいが非営業日、あるいは人件費に倍のコストがかかる日、ということだ。
約9.4%、つまり年間営業日全体の約1割くらいが非営業日、あるいは人件費に倍のコストがかかる日、ということだ。
(カンボジア労働法では日曜・祝日の休日出勤は日当を2倍出す事を企業に要求している)。
ちなみに日本の祝日の数は15日で世界的にも結構多い方だと言われているらしい。カンボジアお隣の国ベトナムには10日しかないようだ。
(各々筆者のカウント。 間違っていたらごめんなさい)。
更に気になって「祝日 世界 ランキング」でググってみたが、なにやら「祝日数18日のインドとコロンビアが世界一」的な記事が散見される(本稿執筆しているちょうど今現在)。
カンボジアの祝日数のまさかの隠れ断トツ感。。やはり世界一祝日が多い国なんだろうか。(もっと本気で調べてくれる方いらっしゃれば、ぜひ教えてください <(_ _)>)
まあ、今更このカンボジア祝日の多さを経営者的に憂うつもりはないが、今後多くの従業員を雇用する想定で進出される方々には、僭越ながら改めてご留意される事をうながさせて頂きたい。
人件費や諸々コストの安さを考えて、隣国ベトナムあたりと比較衡量しながら事業進出をご検討される方々が多いと思うが、この「祝日コスト」を考慮に入れるとカンボジアはかなり劣勢に立たされる気がする。
カンボジア 27/286 = 全営業日のうち約9.4%が非営業日(か給料2倍)
ベトナム 10/286 = 全営業日のうち約3.4%が非営業日(か給料?倍?)
ベトナムには2月に大きな祝日(ベトナムの正月「テト」)があり、実際規定された祝日期間(確か5日間)の前後に横たわる「もう/まだ仕事しません期間」も含め、実質的に丸2週間は動かない、と言われるが、同様な事象はカンボジアの盆や正月でも発生する。
カンボジアには大型連休が年に3つ(クメール正月、クメールお盆、水祭り)もある分、その実質動かない期間の発生機会も祝日数の差と同様にベトナムの3倍という事になる。
実質的に仕事しない期間(大型連休前後の数日間)、つまり「隠れ非営業日」まで控除して考えると、カンボジアの労働者達に働いてもらえる日数って1年間に一体どれくらいなのか。。
・・なんとなく怖くなってきたので筆者的にはここで考察を打ち止めにする。
賢明なる日系製造業諸兄におかれましては、すべからくこの恐怖を乗り越えてカンボジアに進出決定されているわけで、そのご英断には本当に頭が下がりっぱなしの筆者である。
・・とはいえまあ今日は連休中日、頭を下げつつリバーサイドにビールでも飲みに行こうかなヽ( ´ー`)丿
(各々筆者のカウント。 間違っていたらごめんなさい)。
更に気になって「祝日 世界 ランキング」でググってみたが、なにやら「祝日数18日のインドとコロンビアが世界一」的な記事が散見される(本稿執筆しているちょうど今現在)。
カンボジアの祝日数のまさかの隠れ断トツ感。。やはり世界一祝日が多い国なんだろうか。(もっと本気で調べてくれる方いらっしゃれば、ぜひ教えてください <(_ _)>)
まあ、今更このカンボジア祝日の多さを経営者的に憂うつもりはないが、今後多くの従業員を雇用する想定で進出される方々には、僭越ながら改めてご留意される事をうながさせて頂きたい。
人件費や諸々コストの安さを考えて、隣国ベトナムあたりと比較衡量しながら事業進出をご検討される方々が多いと思うが、この「祝日コスト」を考慮に入れるとカンボジアはかなり劣勢に立たされる気がする。
カンボジア 27/286 = 全営業日のうち約9.4%が非営業日(か給料2倍)
ベトナム 10/286 = 全営業日のうち約3.4%が非営業日(か給料?倍?)
ベトナムには2月に大きな祝日(ベトナムの正月「テト」)があり、実際規定された祝日期間(確か5日間)の前後に横たわる「もう/まだ仕事しません期間」も含め、実質的に丸2週間は動かない、と言われるが、同様な事象はカンボジアの盆や正月でも発生する。
カンボジアには大型連休が年に3つ(クメール正月、クメールお盆、水祭り)もある分、その実質動かない期間の発生機会も祝日数の差と同様にベトナムの3倍という事になる。
実質的に仕事しない期間(大型連休前後の数日間)、つまり「隠れ非営業日」まで控除して考えると、カンボジアの労働者達に働いてもらえる日数って1年間に一体どれくらいなのか。。
・・なんとなく怖くなってきたので筆者的にはここで考察を打ち止めにする。
賢明なる日系製造業諸兄におかれましては、すべからくこの恐怖を乗り越えてカンボジアに進出決定されているわけで、そのご英断には本当に頭が下がりっぱなしの筆者である。
・・とはいえまあ今日は連休中日、頭を下げつつリバーサイドにビールでも飲みに行こうかなヽ( ´ー`)丿
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