2015/05/14

また来た連休の合間にぜひ・・:激化する和食店サバイバル in カンボジア

さてまたもや大型連休を満喫中の我らがカンボジア。

今回の連休は5月13日(水)〜5月15日(金)の祝日(だけで3連休)と、それに続く土日も含めた大型5連休。 
なお弊社は一般的なカンボジア民間企業と同じく土曜日半ドンだが、この半ドンを有給休暇で休む従業員を当然ながら止める事はできない。 被雇用者に分厚く手厚いカンボジア労働法に定められた正当な権利の行使機会である。

連休のお題目は「シハモニ国王誕生日祭」。 カンボジアの王様の御誕生日を祝う祝日である。 実際の御誕生日は本日5月14日だそうなのだが、何故その前後もお休みなのかは定かではない(筆者が知らないだけでカンボジア国民は皆知っている一般常識かも知れない)。

ちなみに現国王シハモニの父君にあたるのは「殿下」の名称で親しまれカンボジア国民からは「独立の父」と称されたシアヌーク前国王。 カンボジアはよく知らずとも「シアヌーク殿下」という響きが耳に残っておられる諸兄もおられるかもしれない。

この偉大なる前国王の誕生日(10月31日)も2011年までは祝日だった。 
そして2011年10月15日、偉大なる前国王が崩御されると、お亡くなりになった前国王の誕生日(10月31日)が平日化し、その代わり(?)に命日にあたる10月15日が新たに「シアヌーク前国王記念日」として祝日となった。 

ちなみに日本では昭和天皇(1989年1月7日 崩御)の誕生日である4月29日は、崩御前の「天皇誕生日」という名称から「みどりの日」と変更されつつ、引き続き祝日となっている。 
国家の象徴が崩御された際、誕生日をそのまま祝日とするか、誕生日→命日を祝日とするか、まあ日本は前者でカンボジアは後者ということになるが、祝日を純減させないというスタンスは共通である。
更にちなみに今の日本の天皇誕生日は12月23日(祝日)。 クリスマス・イブ・イブ(イブの更に前日、筆者造語)にあたるこの日、カンボジア的に3連休化(できれば前後でなく後2日で)したらすごい事に・・と妄想は膨らむが、決して実現はしないだろう。

で、カンボジアの話に戻ると、この誕生日→命日への祝日移行の勢い余ってポンと出てきたオマケのように、10月23日が「パリ和平協定締結記念日」として唐突に祝日として新設された。
偉大なる前国王が崩御されて、祝日が1つ減って2つ増えた。 まさかの純増である。

現国王が仮にお亡くなりになり次の国王が即位される時には、果たしていくつ祝日が増えるか想像がつかない (なお10月29日は現国王の即位記念日で既にお休みです)。 

誕生日、命日、即位、+α(オマケでポン)、、、新世代国王が生まれるたびに幾何級数的に増殖するかも知れない数々の記念日という名の祝日。
さすがは世界一祝日の多い国(おそらく)カンボジア、おそるべき祝日誕生の連鎖。 何かバイオホラーに出て来る遺伝子系の生命体のような強烈な自己増殖本能を感じざるをえない。 

シハモニ国王におかれましては、何卒くれぐれも健やかかつ長期的に現国王として君臨頂き、世界一の祝日数を楽しむカンボジア国民と、彼等を年間通じて(祝日も含め)雇用する外資系民間企業を暖かく見守っていて頂きたい。

・・3稿に渡って冒頭を祝日ネタで飾ってしまった本稿だが、世界一祝日が多いカンボジア発のブログならでは、ということでご容赦頂きたい。 またカンボジア企業経営者にとってはそれほどの頭が痛い重要ファクターである事もお察し頂ければ幸いである。


さて相変わらず冒頭が長くなってしまったが、本稿では筆者が以下の素晴らしい雑誌に恐縮ながら駄文を寄稿させて頂いた事を、雑誌発行元N社長の度胸 寛大な御高配に敬意と感謝を込めて少しご紹介したい。




カンボジアに進出される企業・事業主を対象としたビジネスフリーマガジン「カンボジア・ビジネス・パートナーズ」。今回で2号目となる。

カンボジア現地において、法律・会計・IT・通信・物流・不動産、などなど各業界で実際に実務を担っている最前線の専門家・プロに、直近のカンボジア各業界事情について直接インタビューした情報がまとめられている。 

寄稿させて頂いた(そのバーターで弊社紹介も載せて頂いた)身であるので、客観的立場からの評価とはみなして頂けない事は重々承知してはいるが、我田引水と割り引いて聞いて頂いたとしても、ビジネス的にはかなり参考になるリアルタイム情報が満載である(と思う)。 

しかもフリーペーパー(タダ)である。 薄めのカンボジアビジネス情報本等をわいて出て来る前から駆逐してしまう(結果的にわき出てこれない)予防的価格破壊をこれ以上ない形で実現してしまったN社長、さすがです。

これからカンボジア事業進出を検討されている方にも、既に進出されている方にも、筆者の寄稿は度外視したとしても、連休の合間のお手隙な時間にでもぜひご一読をお勧めしたい。 JICA、JETROなどのカンボジア事業進出相談窓口にあたる場所や、コスタカフェやキリヤカフェなど一部カフェに置いてある、とのこと。

なお、本誌は完全なビジネス誌なので、お店情報やグルメ情報などの生活情報をお求めの方は、ぜひ他社様による有力生活情報フリーペーパーをご参照頂きたい(それらもかなり充実してます)。


祝日ネタとN社長の偉業紹介ですっかり長くなってしまったので、蛇足ながら筆者の寄稿駄文については以下をご参照頂きたい(有難くもご興味持って頂ける方がおれましたら・・)。


雑誌に掲載されている本文と(ほぼ)同じウェブサイト版である。 (ほぼ)と書いたのは、いくつか最終修正が反映されていない部分(かなり細かい部分)もあるようなので、一言一句同じではない、程度の意味であり、内容は同じである。


なぜ筆者が寄稿させて頂く事になったか、の経緯は、本誌創刊号の出版時(昨年中頃)に遡る。 ありがたくも本ブログを読んで頂いていたらしいN社長からご連絡頂き、要約すると以下のような感じで話が進んだ。

<創刊号>
N社長「ブログ読んでます、ブログみたいな感じでなんかぜひ書いてください。この前イオンモールできたんで、イオンのこと何か、3ページくらい。」
筆者「いいすよ」 
(→ 「イオンモールプノンペン開業、その示唆に富む舞台裏」)

<今回>
N社長「また何か書いてください。 フェイスブックで飲食系アップいろいろされてるんで、飲食系で何か。」
筆者「いいすよ」

※ なお上記要約はかなりはしょっており、N社長からは極めて丁重にご対応頂いた。N社長、ニュアンス違ってたらすみません。。<(_ _;)>


テーマ提案はN社長より頂いたうえで、内容は完全丸投げ 全面信頼ベースでお任せ頂いた。
内容については、文字数調整のための微修正(主にクド過ぎる部分の削除・・)を頂いたのみで 、ほぼ完全に筆者が書いたままであり、内容の不正確さ・稚拙さ等は全て筆者に責任があります。 改めて、N社長の度胸 寛大な御高配に感謝したい。


で、連休多過ぎなカンボジアを昨日脱出した筆者は、現在日本にて諸々業務中である。
で、やっぱ刺身かな今夜は♩


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