2015/01/24

彼等が味わうオイシい国ニッポン

2015年最初の日本出張も終盤。 業務的な事はほぼ終え、あとはカンボジアに持参するものの買い出しや友人との旧交を軽く温める程度の週末を残すのみである。

今回は久しぶりに丸10日と長めの日本滞在となった(あと2日残っているが)。 

この冬一番の寒さ(東京都心が日中でも摂氏5℃下回ったり・・)の中での外回りは、カンボジアのユルい気候に慣れ切った筆者的には、車がひた走る大通り沿いを歩きながら(たまにチャリに乗りながら・・)軽く意識が遠のきそうになったり・・と普段味わえないスリルを満喫できたり、まあとはいえ凛とした冷たい空気感で頭がスッキリして妙に心地よかったり、、あえてこの時期に来日する意義もあるかな・・と感じさせるいい体験であった。

周りはというと、産油国近辺で国家を自称する某宗教原理主義系の過激化組織に邦人が誘拐され日本政府が振り回されてたり、アジアなら勝てるという漠然とした空気感に包まれていた日本サッカーが同じく産油国にあっさり不覚をとったり、原油が安いから物価が上がらない事が良いとか悪いとか百家争鳴な薄口コメントが行き交っていたり、中東の盟主的な大国の国王が亡くなったり、、と、妙に産油国絡みのニュースが目や耳に飛び込んでくる。

日本のすごい所は、目や耳を塞ぎ続けでもしないかぎり、いろんな情報が強制的に脳内に流入してくることだ。 

上記の日本と産油国絡みのニュースでも、カンボジアにいると能動的に取りにいかないと全く情報を仕入れられず、浦島太郎になるのはいとも簡単である。
が、日本(東京)にいると、かなり意識的に情報遮断しない限り、嫌でも脳内の情報が同期されてしまう。 しかも、同期される情報になんとなく作為・偏りがある気もする。 


とまあ、それはさておき、日本(東京)の本当にすごい所(で筆者が最も大好きな所)は、やはり食べ物・飲み物が本当に美味しくて、かつそのコスパ(費用対効果)が極めて高い選択肢が豊富に揃っている事だ。

当然、かのミシュランがレストランガイドを発行した際に本家パリよりも多くの星を付与し、当時の編集長をして「世界の美食の中心として群を抜いている」と絶賛せしめた東京だから、ミシュラン調査員が行くような高級美食レストランのレベルはやはり世界で群を抜いている・・のだと思う。 
なお本稿は筆者が実際に体験した事をお話するのが基本なので、この富裕層の社交場的な世界のお話はこれ以上深堀できない、、、残念ながら圏外であるw


筆者がすごいと思うのは、東京が万民(富裕層〜庶民)に与える選択肢ボリュームの分厚さである。

中の下か下の上あたりの苦労系庶民カテゴリーに属する(たぶん)筆者であっても、やや小賢しい立ち回りに少しの労を割くだけで、世界最高峰のレベル(と筆者が勝手に感じている)東京の美食を存分に味わう事ができる。


例えば東京の台所築地の近くには、店構えは耐震基準を満たしているとは思えないレベルだがいつも常連客で賑わう居酒屋があって、その店は一皿500円で極めて美味しいお刺身盛りを外販している。  
ビニール皿から普通の更に盛り直し、1本(720ml)1000円前後の地方銘酒と付け合わせれば、2,3人で小宴を楽しめるレベルのテーブルが2000円未満で実現できる。


2000円弱の小宴メニュー@自宅、刺身はほぼ3人前強でお酒は1本分。 
もう普通の店では頼めない・・。 


例えば近所のスーパーにいけば、肉も刺身も夕方18時を過ぎる頃にはその日の商品が10%〜40%引きで店頭に並んでいる。
本で読んだ知識だと、むしろ少し時間が経った方が肉も刺身も美味くなっていておかしくないはずなのだが、「鮮度命」の日本のスーパーの自虐的とも言える商品在庫に対する減価償却意識は、これも世界で群を抜いている。


例えば知人がバイトしているイタリアンレストランでは社員(家族や友人でもOKのようだ)向けの身内サービス(?)で、人気のワインやおつまみを30%前後の割引でお届け頂ける。 


人気のイタリアワインと、ツマミはマントヴァーノという黒胡椒とニンニクを入れたサラミ



例えばコーヒーのお供のチョコレートも、賞味期限が近づいた等の「ワケあり」商品と銘打って市価の半額近くで手に入る。




例えば地方で農業を営むような親戚や知人(辿れば意外と行き着いたりする)がいれば、その美味しいおコメや野菜を堪能させて頂き、素直な感謝の言葉を届けることで、定期的に自然の美味をリーズナブルな対価で届けて頂く事もできる。


九州の知人から送って頂いたコメ・野菜だけを使った朝ご飯。 
最終的に行き着くのはこういう所。。


日本には、人件費と居住費(家賃・光熱費等)を除くほぼ全てのオペレーション(公私とも)に対して、極めて低コストで済ませられるオプションが用意されている。
目の前に見えるオプションも十分に低コストだが、上記の例のように更なるコスト逓減を図る打ち手も、ちょっと覗き込むだけでふんだんに用意されている。


要はヒトを雇ったりイエを借りたり(or借金で買ったり)しない立ち位置にポジション取りしていれば、日本は極めてコストパフォーマンスの高い世界最高峰の快適空間なのだ。

パラサイトやホームレスが絶滅しない(むしろ力強く生存している)真因は、おそらくこの辺りにあるのではないか。 
彼等は社会が勝手に張りつけた弱者レッテルや批判・憐憫の声をどこ吹く風で流しつつ、実は世界で最もオイシい生活を満喫している・・のかもしれない。


一応、「ジャパン(J)」と「カンボジア(C)」の取り合わせで「JCグループ」、と称させて頂いている手前、日本にもカンボジアにも精通している必要が社命として課せられている、、、という言い訳とともに、引き続き日本に精通していきたいと思っております。

いい国だジャパン、、また来ます♩









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