2015/01/10

カンボジア農地とドームとディズニー(面積単位のお話)

全ての業務の隅から隅まで出来る事から小さい改善をコツコツと継続して取り組んでいくべし、、という類の話を、弊社カンボジア人スタッフ達に常時やや上から目線からのたまって憚らない筆者としては、自ら率先垂範の証として取り組むべきと勝手に思っている拙稿のカイゼンプラン。

昨年まで長くクドかった本稿を、できる事からコツコツと、という事で、まず長さから随時修正を入れて行きましょう、という事で、今年は短めに刻んで行ってみるという事にする、、という方針で取り組ませて頂いております。

で、前回ブログでは、鉄道系・湖系に続いて似たように頓挫もしくは大幅遅延しそうな海辺系の国家プロジェクトに関する壮大なお話を冒頭前振りに使いながら、突然一気に話を矮小化して「それはさておき面積単位であるヘクタールが気になります」というような所で一区切りさせて頂いた。

従来 多くは酔った勢いで  一気に書き上げてアップ&後付け微修正していた(のを1週間に1回くらいのペースでアップしていた)昨年までと違い、短く刻んでいくというスタンスは、一端停車してパーキングに入れたギアを(続きを書く時に)どうやって高めのギアに持って行くかというモチベーション・コントロールが1つの課題となる事を初体験しながら(なう)、とりあえずなぜヘクタールが気になるのかを書いてみます。。。すでに長いかw


ヘクタール(記号:HA)はメートル法における面積単位の1つであり、要は1万㎡である。
100m X 100m の正方形な土地の広さをイメージしてもらえれば良い。

とはいえ、100m X 100m といってもどれくらいの広さなのか、それこそ不動産業に関連している人でもない限りなかなかイメージしづらい。 
自分の通っていた学校の運動場がそれくらいあったっけ、いか都心の学校だとそこまではないか、、みたいなあやふやな感じが大勢かと思われる。

ここで日本人に広さを説明する場合に「なんとなく分かった感」を伝達できる便利なツールが、1988年に日本初の屋根付き球場として東京文京区(水道橋)に開場したドーム型球場「東京ドーム」だ。

この東京ドームが、日本におけるそのあまりの認知度・存在感から、面積や体積を表す慣用単位になって久しい事は、東京ドーム(面積単位)というページがウィキペディアに存在する事からも分かる。 

まさかGoogleの電卓で体積単位として認識されるまでになっているとは、このウィキペディアで勉強させて頂いた筆者も驚きだ。
(なお、Googleの電卓とは何なのか、については筆者はよくわからない)。


そのウィキペディアによると東京ドームの広さは約4.7ヘクタール(以下HA)。 

ざっくり5HAなので、だいたいHA単位の面積を5で割ると「東京ドーム○○個分」になる。
また、実際は4.7HAだから、5で割った数字を気分次第で少し「盛る」事もできる、という便利機能付きだ。

ちなみに弊社が2009年〜2013年までカンボジア米作りに取り組んでいたカンボジアの稲作農地(穀倉地帯バッタンバンに所在)は、地主との契約上の面積は230HA。
とはいえ凸凹が酷くまともに稲作できないエリアもあり、だいたい200HA〜215HAくらいが実際の耕作可能エリアであった。

で、日本の方にこれを説明する際に「東京ドーム45個分強くらいの広さです」という説明をよくさせて頂いていた。 これでだいたいの日本の方からは「ほぅ、、広いですね」という反応を頂く事ができる。


Wikipediaより拝借した「東京ドーム」上空写真。広い・・のか?


ただ、子供の頃から実際の野球観戦に全くと言っていい程興味がなく(程よくまとまったテレビのスポーツニュースの方を好む無機質な子供であった)、東京ドームの観客席にいまだかつて座った事がない筆者としては、少し思う所もあった。

筆者は東京ドームに野球観戦には行ったはない事が、球場内には入れて頂いた事がある。
カンボジア起業前、東京で会社勤めをしていた頃に、取引先からのご招待で東京ドーム球場内で開催された某スポーツイベントのアリーナ席に座らせて頂いた。

この貴重な体験をさせて頂いた時に筆者は、いわゆるピッチャーマウンドからドームを見渡してみて、
「(・・あれ、思ったほど広くないかも・・)」
などと不謹慎な事を思ってしまったりした(当然、発言はしていない)。


「レモン◯◯個分のビタミン」と言われると、
「(レモンって酸っぱい感は満々だけど実際のところ一個あたりビタミン含有量って少なかったりして・・)」
などと勘ぐってしまう筆者の性格にもよるのだが、とはいえこの「東京ドーム」は「広い感」(「レモン」は「ビタミン感」)をアピールするには最適な便利ツール(慣用単位)となっているのは間違いないと思う。


ただ、実際に東京ドームの球場内に入って中を練り歩いた(広さを体感した)事がある日本人は、そう多くはいないはずである、という思いが心のどこかでずっと引っかかっていた。

そこで、カンボジアで起業して農業を営むようになった(≒ 広さの話をよくするようになった)筆者が考えた自分なりの慣用単位が「東京ディズニーリゾート(以下、TDR)」だ。

東京で前職に勤めていた頃、素晴らしくもホロ苦い貴重な体験をさせて頂いた、個人的には思い入れがかなり強いの舞浜TDR(なおプライベートの話ではない)。

しかも、ランドの方が約51HA、シーの方が約49HA、あわせてちょうど約100HA、と何とも使い勝手の良い面積に落ち着いている。 

しかも、毎年2500万人以上の日本人が(リピーター率95%以上)来園、つまり多くの日本人が敷地内を練り歩いた事がある。 
プロ野球選手になれないとその広さを体感しづらい東京ドームよりも、対一般人への説得力が格段に増しそうな気がした。

しかも、(当時は)他であまり「TDR何個分」という面積の慣用単位を使っているのを見かけなかった。 自分が使い始めればかなりキャッチーなネタになりそうな気がした。

ということで、筆者は弊社農業用地を
「TDR、ランドとシーを合わせた面積の2倍チョットですね」
という言い方をするようにしていた。
(おそらく筆者がその走りのはずだ、、と思っているが、先に誰かいたらごめんなさい。)


Wikipediaより拝借。 この緑の部分 X 2 の広さです、と言われれば、ステキな思い出と共に広さをイメージできる日本人は多いはず(対東京ドーム比)


この面積の話、カンボジアにまつわる大型投資プロジェクトに関する云々につなげようと(つながるかな・・?)と思っていたのだが・・・・昔の思い出に浸って書いていたらけっこう脱線してしまいました(汗。

刻んで行く今年、恐縮ですがまた続きます。。。<(_ _;)>

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