今年に入ってすぐの話だが、弊社JCGroupの農業事業拠点であるバッタンバン事務所にて、日本人エンジニアを招いてのメカニック・トレーニングを行った。
少々背景から説明すると、弊社は日本の国際協力機構(JICA)による
「協力準備調査(BOPビジネス連携促進)」
に、現地パートナーであるカンボジア企業として参画させて頂いている。
2012年にカンボジア案件として採択された
「農業機械化による収量拡大と農家の自立化支援」プロジェクト
が弊社が参画している案件だ。
・以下リストの3番目に記載されている案件である。
(参照)第4回協力準備調査(BOPビジネス連携促進)採択案件リスト
案件スタート当初(というか企画段階から)からお手伝いさせて頂き、もう1年となる。
JICAが支援するBOP(Base of the Pyramid)ビジネス、、って一体? という問いへの説明はJICAさんのサイトをご参照頂きたい。
で、本案件の主担当企業(提案を通された代表企業)であるネットオフ株式会社のカンボジア現地駐在員エンジニアの方が、弊社のメカニック達を「日本流」に鍛えてくださるという趣旨でトレーニングに来て頂いた、、という大変ありがたい話。
技術指導に主眼を置いたトレーニングだが、やはり日本流ということで、まずは「5S(整理・整頓・清潔・清掃・躾)」の授業から。
ここはせっかくの機会なので、メカニックだけでなく弊社スタッフ全員で参加。
果たして本当にわかってくれたのかどうか。。。 ただ、カンボジア人達は自分達が知らない「それっぽいこと」を「タダで」学べる事に素直に喜ぶので(当社比)、講習後は目を輝かせて「勉強になりました、これから5Sします!」というトーン。
で、何がその後よくなったか、、というと、確かに朝オフィスの前をホウキで掃除していたり(たぶん自発的に持ち回り決めたりしている)、ゴミ箱にゴミがたまらなくなったり、、と、まだ一ヶ月経たないからかもしれないが、それなりに「5S」している感じはある。
それも十分に有難い事だが、何より自分がラクになったのは、指示を出す方が「5Sしてるか?」という言葉を使えるようになった事である。
ちょっと気が付いた諸々のこと(ホワイトボード消し忘れ、電話へのお粗末な対応、備品の不足、指示した宿題のやり漏れ、etc)を注意するときに
「5Sしっかりやらないとダメだろ?」
と言うことで、「きっちりしないとダメ」というトーンが全般的に通じるようになった。。。これ、外国人スタッフを管理するうえでとてもラクなツールである気がする。
・「5S」の効能は、実はここにあるのでは・・。
で、肝心の技術トレーニングは、、、というと、実はこっちの方が大変である。
カンボジア人は、自分達が全く知らなかった「5S」のような知識を教えてもらう事は結構好きである(当社比)。 あるいは家族や友達にひけらかす知ったかぶりネタになっている、、かも知れない。
一方、自分達がわかっている(つもりの)事については、かなりプライドが高い。
日本の優秀なエンジニアが来て正しいワザを教えても、自分の我流なやり方と違うと、意外と素直に受け付けない。
まあ、実際に正統なワザを試してみて、我流より全然やりやすいと、素直に「おお!」となるのだが、、トラクターの運転しかり、工具の使い方しかり、けっこう面倒である。
そんなメンバーに根気よく指導いただいた日本人エンジニア様に感謝。。また宜しくお願いします。
少々背景から説明すると、弊社は日本の国際協力機構(JICA)による
「協力準備調査(BOPビジネス連携促進)」
に、現地パートナーであるカンボジア企業として参画させて頂いている。
2012年にカンボジア案件として採択された
「農業機械化による収量拡大と農家の自立化支援」プロジェクト
が弊社が参画している案件だ。
・以下リストの3番目に記載されている案件である。
(参照)第4回協力準備調査(BOPビジネス連携促進)採択案件リスト
案件スタート当初(というか企画段階から)からお手伝いさせて頂き、もう1年となる。
JICAが支援するBOP(Base of the Pyramid)ビジネス、、って一体? という問いへの説明はJICAさんのサイトをご参照頂きたい。
で、本案件の主担当企業(提案を通された代表企業)であるネットオフ株式会社のカンボジア現地駐在員エンジニアの方が、弊社のメカニック達を「日本流」に鍛えてくださるという趣旨でトレーニングに来て頂いた、、という大変ありがたい話。
技術指導に主眼を置いたトレーニングだが、やはり日本流ということで、まずは「5S(整理・整頓・清潔・清掃・躾)」の授業から。
ここはせっかくの機会なので、メカニックだけでなく弊社スタッフ全員で参加。
まずは「5S」から |
バッタンバン事務所スタッフ総出で参加。皆けっこう真剣。 |
で、何がその後よくなったか、、というと、確かに朝オフィスの前をホウキで掃除していたり(たぶん自発的に持ち回り決めたりしている)、ゴミ箱にゴミがたまらなくなったり、、と、まだ一ヶ月経たないからかもしれないが、それなりに「5S」している感じはある。
それも十分に有難い事だが、何より自分がラクになったのは、指示を出す方が「5Sしてるか?」という言葉を使えるようになった事である。
ちょっと気が付いた諸々のこと(ホワイトボード消し忘れ、電話へのお粗末な対応、備品の不足、指示した宿題のやり漏れ、etc)を注意するときに
「5Sしっかりやらないとダメだろ?」
と言うことで、「きっちりしないとダメ」というトーンが全般的に通じるようになった。。。これ、外国人スタッフを管理するうえでとてもラクなツールである気がする。
・「5S」の効能は、実はここにあるのでは・・。
で、肝心の技術トレーニングは、、、というと、実はこっちの方が大変である。
工具の正しい使い方を伝授。。。するが、、。 |
カンボジア人は、自分達が全く知らなかった「5S」のような知識を教えてもらう事は結構好きである(当社比)。 あるいは家族や友達にひけらかす知ったかぶりネタになっている、、かも知れない。
一方、自分達がわかっている(つもりの)事については、かなりプライドが高い。
日本の優秀なエンジニアが来て正しいワザを教えても、自分の我流なやり方と違うと、意外と素直に受け付けない。
まあ、実際に正統なワザを試してみて、我流より全然やりやすいと、素直に「おお!」となるのだが、、トラクターの運転しかり、工具の使い方しかり、けっこう面倒である。
そんなメンバーに根気よく指導いただいた日本人エンジニア様に感謝。。また宜しくお願いします。