カンボジアで事業を始めて、気がついたらあっと言う間に5年半の年月が経過している。
カンボジアで、カンボジア人をスタッフとして抱え、カンボジア人を取引相手として商売をする、というコトは、すなわち「ディス・イズ・ザ・カンボジア」的な膨大なストレスと戦い続けるコトと、本質的にはほぼ同義である(今日、今この時点の筆者の気持ちを反映した私見)。
このクメール・ストレス(筆者造語)の原因分子となる事象の、主な特徴を挙げみると(筆者私見、今回は全てそうなので以下同文ということで注記省略);
特徴1.
1つ1つは小さく細かく、一見どうでも良さげに見える。
特徴2.
とは言え、何だかんだ1つ1つに(日本人責任者が)対応せざるを得ず、時間と手間の費用対効果が極めて悪い
特徴3.
その小さく細かい1つ1つが、適度にイラつかせてくれるタイミングで、常時コンスタントに波状攻撃をしかけてくる
具体例を挙げると;
例1.
わかってないのに「Yes」 といい、わかってないからアクションにつながらない(慣れて来ると、目の泳ぎ方で判別できるようになる)。
例2
小ウソ(驚くほどすぐにバレる小さな嘘を意味する弊社用語、こうそ)を何度でもつく。
<具体例>
手元にあるメモノートに「メモしたか?」「Yes」「じゃあ開いて見せてみろ」「・・・」 開いてみたら当然メモしてない。
<具体例>
手元にあるメモノートに「メモしたか?」「Yes」「じゃあ開いて見せてみろ」「・・・」 開いてみたら当然メモしてない。
例3.
現在・過去・未来(時制)が曖昧な事に起因する、「やります(I do
it)」が「やりました(I did
it)」なのか「これからやります(I
will do it)」なのか、の不明瞭さ。
会話の過程でタイムマシーンのように行ったり来たりするので、時制酔い(筆者造語)の主な原因となる。
例4.
2名以上を介する指示伝達(伝言ゲーム)の情報欠落・改ざんが過度に甚だしい。
例5.
指示内容を、時には別解釈しようがないはずの固有名詞すら改ざんされるレベルで、自分に都合良く解釈する(指示した極めてわかりやすい待ち合わせ場所がいつのまにか変わっている、etc)
・・とまあ、挙げ始めたらきりがなく思い出すし、かつ沸々と思い出し怒りを併発して不健康なので、この辺にしておく。
目の前に立ちはだかる大きなストレスと対峙して一騎打ちする、というより、一見弱そうな小さなストレスに無数に周囲を囲こまれる感じ。
映画「ジュラシック・パーク」でおぼろげに覚えているシーンで言うと、大きなティラノサウルスに追いかけられるのではなく、小さなトカゲみたいな無数のチビ恐竜に囲まれて、一匹ずつ近づいてきてる時は「弱そうだ」と油断するが、どんどん多数で襲って来ると実はヤバい、、というような・・ちょっと違うか。
このあたりのストレスネタは、おそらくカンボジア在住の方々の面白いブログやつぶやき等で、興味ある方々にはすでに知れ渡っている事象だと思うので、これ以上は踏み込まない。
今回は、数あるクメール・ストレスの中でも、筆者的に最も困る(今も実際困っているし、即効性ある解決策を見出せていない)事象をご紹介したい。
何に困っているのか、一言でというと、カンボジア人がカンボジア人に対して過度に「イイ人」になる事だ。
・・・何やら読み返してみると、冒頭のネタフリにするつもりだけだったストレス話が、妙に長くネガティブな感じになっている。 ちょっと疲れが溜まっているのだろうか自分。 写真挟む感じにもなってないし。。
・
・少しリフレッシュして、また続き書かせて頂ければ幸いです。
なお、本稿の内容はすべて、筆者のカンボジアでの極限られた
狭い範囲での実体験および私見のみに基づくものであり、広く
カンボジア一般に適用されるものではございません。
なお、本稿の内容はすべて、筆者のカンボジアでの極限られた
狭い範囲での実体験および私見のみに基づくものであり、広く
カンボジア一般に適用されるものではございません。
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