2015/03/12

北の国からinカンボジア2015 : 北朝鮮レストラン in カンボジア

2月26日の前回ブログからけっこう時間が経ってしまった今日は3月12日。 

今年の本ブログは短く刻んで発信していく方針、と高らかに掲げた(筆者の心の中で)わりに、刻むどころか音信不通になってしまった丸2週間。

何がそんなに忙しかったのか、、、久しぶりに予定表を振り返ってみると、確かにいろいろあった。
天王山超えが3つくらいあった感じ。 まあ、すべてなんとか首の皮1枚つながって いい形で登頂&下山できたのでよしとする。 ちなみに明後日あたりからまた天王山の大群が峰を連ねて押し寄せてきているのが見えるような気がするが、とりあえず焦点をぼやかして見えていない事とする。

とはいえ、今までも筆者レベルの零細企業経営者にはエベレスト級に見えるプチ天王山がほぼ毎月のように波状攻撃をかけてきていた、、にも関わらず、身の周りに起こる些事をクドくブログにアップして自己満足にひたる事は続けていた。

が、この2週間ほどはぱったりそれが出来なかった。 

理由は明確で、これは関係者には口が裂けても言えないが、来週前半にあるちょっと大きなセミナーの講演プレゼンネタや、第一次締め切りが何故か同じタイミングにある某誌向けの特集記事の原稿が、ほぼ全く皆無に近い状況で手つかずだからだ。  

それらがほぼ全く皆無に近い状況で手つかずな状況にもかかわらず、誰からも求められていないブロクを書いてる暇があるのか、、と自問自答していたわけである。

とはいえ、自問自答を繰り返したとしても、プレゼンや記事が前に進むわけでもなく、むしろどうでもいいブログあたりを気楽に書いた後の方が、その勢いでどうでもよくないプレゼンや記事原稿も進むのではないか、、とふと思いなおし、久しぶりに思いつく事を身近なネタで書いてみることにした。


最近の身近なネタとしては、つい先日、懇意にさせて頂いているプノンペン老舗企業の経営陣の方々からお招きを受け、久しぶりに「平壌冷麺館」に行く機会があった。

「平壌冷麺館」とは、その店名が掲げる都市の名前が指し示すとおり、日本のお隣の社会主義独裁国である北朝鮮が経営する国営レストラン、通称「北レス」である。


「北レス」ネタとしては過去3回にわたって本稿でクドい話をご紹介した事があるが、今日はまったくそういうクドい話ではなく、ただひたすら感心した話。

この「平壌冷麺館」は在住者にもリピーターが多く観光客の評価も常時高い、プノンペンで訪れるべき随一のスポットと称する方々もおられるほどの大人気店である。
いまや(確か)プノンペンだけで5店舗ほどに増殖した「北レス」の中でも、その集客力は断トツの安定感をキープしている、はずだ。

1年以上前になる前回訪問時(もその前も)店内はほぼ満席だったし、先日行った際も、これだけ飲食店オプションが増殖したプノンペンにあって、8〜9割方の席が埋まっていたから、本当に大したものである。

で、19時くらいにお伺いして食事やお酒を楽しみつつ、20時からはメインイベントである北朝鮮美女集団による音楽・踊りのパフォーマンス。


・・で、感心したのは、これだけの人気を安定的に博していながら、偉大なるマンネリ的な基本はしっかり残しつつ、新たな取組みや世代交代などをしっかりと取り入れていることだ。


昔はいなかったバイオリン弾き、けっこうなレベル(たぶん)。


朝鮮の伝統的な楽器「カヤグム」の演奏。 弾き手は新世代。


新しい世代が先輩達の跡を引き継いでパフォーマンスを披露しながら、全体としても新しいスタイルをいろいろと取り入れている。



写真だと分かりづらいが、まさかのタップダンス by 北の踊り子達

写真だと分かりづらいが、まさかの韓流K-Pop by 北の踊り子達



当然、王道パフォーマンスはしっかりと残り、安定かつ高品質なワザを披露。

引き継げる新世代が果たしているのか、最強の円舞inプノンペン

引き継げる新世代が果たしているのか、最強のドラマーinプノンペン


で、一昔前までは究極のツンデレ対応だった北の美女達のおもてなしも、いまや御客様との交流重視スタイルへしっかりとシフトチェンジ。

こんなのあったっけ、ハピバ対応


こんなのあったっけ、パフォーマンス後の全体撮影 with スマイル



以前に比べ、全体的にサービスが柔和かつ近距離となった気がする。 以前は一定の距離感と節度を保っていた2次会カラオケ(レストラン2階)でも、ノリや距離感にかつてないキャピタライズ感を感じてしまうのは筆者が資本主義に毒されすぎているせいに違いない。

宴のあと、秘密の小部屋(?)でのカラオケ。 
日本人♂とノリノリでデュエットする北の美女が選んだ曲は松田聖子(蒼い珊瑚礁)。


4,000Kmも離れた異国で4、5年もキャピタリスト達を相手に接客サービスしていれば(任期は通常3年のはずだが、なぜか留任が多い当店)、汚れた俗世にある程度浸食される事は回避しようもないはずだ。

かつまあ、祖国の為にしっかりと外貨を稼いで送金しているわけだから、かの将軍様も日本帝国主義の末裔と日本歌謡曲をノリノリデュエットするくらいは軽くお目こぼしスルーして下さるに違いない。  


まあ、今日は単純に、やはり人気店は常に変化や挑戦を怠らないんだな、、、と素直に感心した話をまとめてみました。


そもそも「北レス」って何なの??、、と深堀りして覗き込みたいレアな方々には、お気に召すかどうかわからないが以下のクドい話もご参考まで。








・・・さて、プレゼンと記事原稿を、週末までになんとかします。



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