2015/02/18

旧正月のジレンマ in カンボジア

脅威的なスピードで時間が経過して行く2015年、気がついたらもう2月半ば。

確か2年前くらいから日本の気象庁が大雨警報で「これまで経験したことのないような大雨」という極めて散文的な言い回しを正式な警戒表現として使い始めたが、その冒頭部分を引用させて頂きたいくらいのスピード感に感じられる今年(私見)。

「こんな奇麗なボックスにおさまる2月は823年ぶり」という話が広がったあと「いやいや6年前にもありました」とか「次は11年後にあります」とか、そんな話もあった今年2月

今年頭からは短く刻んでいくつもりだった本稿も、いまだ短くする事もできておらず、かつ前回ブログから気がついたら10日も経っていた,、という事で刻む事もできてないまま、今年もう1.5ヶ月が経過してしまったが、まあおいおい解決していく所存である。

さて本日2015年2月18日は「春節」のスタート日。 いわゆる旧暦の正月であり、日本的にいうと本日が大晦日、明日19日が元旦にあたる、はずだ。

中国の正月、と言われる事が多いが、Wikipediaによると「中華圏」で最も重要とされる祝祭日とのことで、中華圏国家では数日間の祝日設定される期間らしい。


春節スタートの今日、随所で見られる燃やす行事。家とか車とか、いろいろ燃やしている。
今日からいきなり暑くなったが、なんらか気温に影響を与えているのではと疑ってしまうくらい、至る所で燃やしている。

「中華圏国家」とはどこまでを含むのか、まあよくわからないが、私見(というか弊社見解)としてはカンボジアは当然ながら「圏外」であり、れっきとしたカンボジア法人である弊社的には、当然ながらフルに通常営業期間である。

とはいえ、れっきとしたカンボジア国営の役所やら金融機関やらもガッツリ休んだりしているわけだから(なお全部ではない。なぜか各機関の裁量に任されている・・ようである)、お上が率先垂範してしまっている社会慣行に則ってこの期間だけローミング的に「圏内」にしてはいかが? という意見もあながち瞬殺できなかったりする。 

その風見鶏的ローミング提案に対して、弊社の有効回答はとしては
「必要以上に長いカンボジア独自の盆(今年は10月)と正月(毎年4月)のお休みがあるんだから、春節まで休んじゃうと零細企業な弊社的には台所が苦しくなってユーに給与出せなくなるかもね♩」
というのが例年の定型ニュアンスである。

とはいえ、弊社も人数が増えてきて、見た目的にも名前的にも中華系のご先祖(というか2等親くらいの近距離なご親族)に由来する事がはっきり分かるスタッフも多い。 
当然、中華とは縁もゆかりもない純正クメール人もいる。 今年は更に何とも関係ない日本人若造インターンもいる。。

本日バッタンバンオフィス、中央が日本人若造インターン。 仕事しているようにも見える。


で、どうしようか、、とほんの少し(40秒ほど)考えた挙げ句、今年は、

「各々のFamilyやOriginをRespectして、皆とDiscussしてお休みローテーションを考えてみて。 ただし、現場オペレーションが完全停止したらCustomerが困るだろうから、あまりCustomerを困らせない程度にね♩  」
「結果、FamilyやOriginによって休める期間が変わっちゃうけど、長く休めた人は仲間達に感謝して、他の時に埋め合わせられるよう、You達でうまくDiscussして決めて♩」

・・・と、現場に丸投げしてみた(バッタンバン事務所のみトライアル適用)。


誰が休んで、誰が休まない、とか、この期間は社長的に黙認するので良きに計らえ、と宣言したわけだが、結果的には、、、何やらそれなりに現場に出て来ているようだ。


いつもと同じ勤務風景inバッタンバンオフィス


メカニック達も元気にトラクタ-修理中。


「ワン・フォー・オール! オール・フォー・ワン!」的な標語を毎朝全員で復唱している効果だろうか(弊社的にはそう思いたい)、そもそも意外と和を重んじる国民性によるものであろうか、皆から「休んでいいよ」と言われたはずのスタッフも何故か出て来ていたりして、なんとなくいい雰囲気である(Skypeから眺める限り)。

バッタンバンとプノンペン間でSkype打ち合わせ。 画面の向こうの左側のスタッフは今日お休みと聞いていたのにちゃっかり議論に参戦。

来年はプノンペン本社でも取り入れてみようか、、と20秒くらい考えたが、何となくやめておこうと思っている今現在。 都会っ子達には馴染まなそうな気がしないでもない。


本日プノンペンオフィス、デザイナーチーム部屋(筆者撮影)。ここはしっかり出て来てる。

なお、春節までお休みにしてしまうと、カンボジアは世界断トツの祝日過多国家となり、特に工場系など稼働してなんぼベースの事業であれば、休日・祝日の日数が真剣に採算計算に織り込まないといけないパラメーターになるはずだ。 

というか隣国ベトナムが対照的に祝日の少ない国(なはず)なので、祝日日数は春節を抜きにしてもカンボジア事業の試算に織り込むべきパラメーターだと筆者は思ったりするが、、、まあ素人目線の余計な御世話である事は承知しております。


何にせよ、正月返上(?)でがんばってくれている弊社メンバー皆に改めて感謝。 


バッタンバンオフィス出勤中の皆でランチしているらしい今日。
なお、お昼休みはもう終了なので、各自Get Back to Work、、、って聞こえないかw


ちなみにHappy New Year は明日(旧正月の元旦)で、今日は中華風大晦日。 みなさま、良いお年をお迎えくださいませ(先々月末も言ったけどw)。 


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