2014/02/18

カンボジア2週の旅、5日間

カンボジアに来訪されるゲストの視察アテンド。

カンボジアで民間ビジネスをしている方々であれば(業種にもよるが)たいがいは経験されたことがあるはずの、有難くも気疲れもするプチイベントである。
 
視察という名のもと観光色が妙に強いものから、仕事オンリーのガツン系強行軍まで、バラエティは様々だ。

視察アテンド自体を生業にされている方々にとっては本業そのものだが、そうではない方々にとっては、様々な思惑や意図、理由など絡まって、その背景まで遡れる傍観者にとっては更に味わい深い見世物にもなりうるが、通常は外部からそこまでは伺い知れない。

もったいぶった冒頭から始めたのに恐縮だが、弊社の場合は極めてシンプル。
日本からのビジネスパートナー(もしくはその候補)がいらしてくれる際、首都プノンペンでは主に
IT事業、地方のバッタンバン州では農業事業、のいつもの現場を見て頂く形が主である。 

お忙しい方々が短期で来られる事が多く、且つ農業は地方でやっていて移動距離が長いため、どちらからというと仕事オンリー強行軍になりがちだ。

昨今は事業現場の対応に追われ、どうしても対応すべき方々のご来訪時にのみアテンド対応しているのだが(それも普段はあまりないのだが)、先週はそれが偶発的に同時多発した。

相互に関係ない3組の方々が、各々まったく別々なご事情・ご予定の方々にもかかわらず、各々不思議と日程が重ならず、とはいえ間が空くわけでもなく、アテンドする事が不可能にならない程度に連鎖的に来訪されることに。
 
重なってしまったなら、どちらかお断りせざるを得ないのだが、たすきがあれば渡せるくらい見事なリレー状態で連なっていただいたので、物理的に皆様にアテンド可能である以上、「どうしても」な方々だけにお断りするわけにはいかない。 

見て回るべき先(弊社事業拠点)はプノンペンとバッタンバン。で、3組のうち2組はシェムリアップ空港からカンボジア入り。 
①首都プノンペン、②観光古都シェムリアップ、③農業中心都市バッタンバン、三都物語のスタートである。

三都の位置関係をかなり安直に描くと以下な感じ;

        / (6号線)  ②シェムリアップ
     (5号線)           |
       |             |
    ③バッタンバン     (国道6号線)
       |           |
     (国道5号線)      |
         |      |
          |    |         
          ①   プノンペン

で、同時多発アテンドの強行軍行程がざっくり以下;

1周目(火曜日〜木曜)
①→②へ陸路移動 6時間(約350Km)、火曜の夕方〜深夜
②⇄ ③の陸路往復 6時間(約320Km)、水曜の早朝〜夕方
②→①へフライト 45分(約300Km)、木曜の早朝

2週目(金曜〜土曜)
①→②へフライト 45分(約300Km)、金曜の午後
②→③へ陸路移動 3時間(約160Km)、土曜の早朝〜昼
③→①へ陸路移動 5時間(約300Km)、土曜の午後〜夜

前半約970Km、後半約760Km、合計で1,730Kmの大移動。
雨期には琵琶湖の15倍の広さにもなる、東南アジア最大の淡水湖トンレ・サップ(上記①・②・③の真ん中にある)を5日でほぼ2周。

長距離移動にはかなり慣れていたつもりだったが、久しぶりに体の芯に来る疲労度・・・。 

視察アテンドのいい所は、普段は慣れすぎて素通りしてしまう事象や変化に気付くことだ。 
行程途中、改めていろいろなものも見られたし、示唆に富む情報も得られ、諸々結果も良し、ということで充実した強行軍ではあった・・が、やはり適度に間が空いていた方がいい事は言うまでもなし。

本当にいろいろな気付きがあったが、いまだにまとめきれない状況。

気付きもまとめもなく、ただの「長距離移動で疲弊しました話」を長々と書き連ねただけになってしまった今回ブログ。

そんな話にここまでお付き合い頂いた方々に、せっかくなので参考情報を以下。
  ①=②をつなぐ国道6号線、改修工事エリアが全体の2/3以上(所感)
におよび、大変な悪路になっています。
陸路移動を予定されている方は御覚悟を。
  ②=③の国道5号線(シソポン=バッタンバン)、上記同様に悪路エリア
が広いです。
 上記①=②ほどではないですが。
・こんな感じでムリすれば1週間でカンボジア2週できます。

カンボジアを陸路移動するレアな方々にしかお役に立たない情報で恐縮です。。。
バッタンバン最大の精米工場。 他にも新しい精米工場が次々と。。

やはりいいレストランあるシェムリアップ

田舎から戻って来ると大都会に感じるプノンペン



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