カンボジア事業を始めて8年目に突入したこの9月、いつもの月以上にあっという間に駆け去って、もう今年も第4四半期。 あと3ヶ月弱で今年も終わりである。
ビジネス関連の話で詳細は書けないが(というか仕事の話は全然書けない事ばかりだ最近。。。)、この9月はいろんな状況が一気に大きく変わった。
いくつか事業を営んでいる事もあって、各々は直接のつながりが全くない事も多いのだが、それら各々の事が急変する時は何故か同じタイミングで一気に起こる、という、、こういうの、確か何とかの法則とか言う類であったような気がする。
新しい事が急に始まったり、既存の事の状況・周辺が激変したり、、まあ、基本前向きな話(前向きに捉えるべき話)ばかりなのだが。
2015年9月は弊社事業にとって何らかターニングポイントになる月になる(後から振り返れば)事はたぶん間違いないので、起った事を日付ベースでメモに書き残しつつ、また半月近く放置してしまった本ブログでは全く別のお話を。
ここ最近何回かあった話だが、日系企業のアジア進出ブームがまだ続いているからなのか、それともピークを超えたあたりだから見られる現象なのか、弊社のような地味で目立たない所にまで「日系企業の進出をサポートするための有用な情報収集」のためのインタビュー面談依頼を頂いたりする。
ズルズルと長いこといろいろな事をやってる弊社から、あわよくば何かネタになる話を拾えれば、と思って頂けるのか、わざわざ訪ねて来て頂いたりする事が続いた。
来られるのはやや公的な匂いがする肩書きやお題をお持ちの、しっかりした感じな調査会社さんやコンサル系の方々。 公的な匂いというのは、要は日本政府のご予算で動いている方々というニュアンスだ。
この類の方々が動き出すのはだいたい事の終盤戦・・な気がするせいで、なんとなくブームのピークアウトの予兆を感じてしまったりするのは、単なる個人的な経験則に基づく所感であり、客観的な根拠があるわけではない。
ちなみその偏った経験則の基となっているは、筆者がカンボジア事業始める前に勤めていた頃の経験である。
その会社は著名な某戦略系コンサル会社幹部の方々が「いよいよベンチャー投資をしよう」と2000年に独立・起業した会社だが、後で振り返って見れば日本のベンチャー投資第一次勃興期のがまさにピークアウトしてるなうなタイミングだった(そのあと数年は残り香が続いたおかげで当社も上場できたりしたけど)。
頭の良い人々が「いよいよ満を持して」事に踏み切るタイミングというのは、「だってあんなヤツラが先行しただけで散々いい思いをしてるじゃないか」という忸怩たる思いを散々感じ続けた後で、「やはりこのブームは一過性のものではなくホンモノなんじゃないか」といよいよ決断するに至った時、である事が多いので、つまりそれは諸事のピークアウトタイミングと重なりがちである、、、というどうしようもなく浅い仮説がその偏った経験則所感の根拠である。
それはさておき、そういう公的な方々が
「(日本の税金を財源として)日本の企業が東南アジア進出するのをおおいにサポートしたいのですが、何をしてあげるのが一番喜ばれるでしょうか?」
と聞いて回ることは、何をいまさら感など一切感じる事なく、個人的にはとても良い事だと考えている。
何をするにつけても遅すぎるという事はないし、そういう事に(正しく)税金が投入される事は、おそらく日本にとっても喜ばしい事に違いない。
ちなみにこの類の件でわざわざ弊社まで訪ねて来られる方々は、現地でより目立つ有力・有能な先を既にいくつも回られたうえで、調査の終盤戦でついで程度に弊社にもお立寄り頂くケースが多いようで、すでにいろいろ得られているのであろう情報から「カンボジアって結構ムズカしい所っぽい・・ですよね。。そうでもないですか?」と香ばしい方向へ話が展開したりする。
筆者的には会話の上でとても面白い反応が見られるポイントであり、いったいどこで誰に何を聞いてきたのか、ときに極めて興味をそそられたりする(わざわざ聞かないけど、話してくれる分には清聴するw)。
しかしこちらからお返しできる話としては、この公的な類の質問への回答はほぼ決まっているから、録音したものをお流しする等の形でも実効性だけで見れば全く遜色ないのだが、とは言えわざわざご足労頂いた以上そういうわけにもいかない。 ちなみにどういう回答かと言うと;
ーーーー
①事を始めるためのタネ銭を補助してあげて。 かかったお金を後払いで(面倒な書類書かせて)清算という形じゃなくて、ドカンと先に与えてあげて。
②現地で頼りになる水先案内人をお墨付きで紹介してあげて。
で、①と②を比べると②が圧倒的にムズカしいから、シンプルに①を(極力簡単な方式で)用意してあげて、以上。
ーーーー
要は「四の五の言わず税金を回してあげて。公的にできる事でもっとも有り難がられるのは事に先立つそれ(カネ)ですよ。」という身も蓋もない話である。
しかしとはいえ、身も蓋もないおカネ以外の付加価値も彩りに添えたいというお気持ちも理解できるし、その分かりやすいネタの一つが②のリストだったりするようなのだが、本当に真相に迫る②のリストはそうそうたやすく出来上がるものではない。
狭いカンボジアの邦人社会、隣近所がしがらみあう中、町内を最近1、2周され始めたご新規さんに既存住民の風評善し悪しを尋ねられても、本当に詳しい人ほどまず話さないですよ。。まあ1年くらいプノンペンに住んでみて毎日のように邦人が集まる場所や会に顔を出していれば、嫌でも見えてくる事があるかも知れないですけどw・・・・というような話も勢いついでに申し添えたりする。
・・微力な弊社にわざわざ来て頂いてもこんな程度の話しかできません、、悪しからず。
で、ホントに誰も来てくれなくなったら、、「そういう方々はきっとこのブログをお読み頂いているんだ」と前向きに解釈する心の用意はできておりますw
あ、今回は話のネタに関する写真が一つもない・・のでなんとなく今朝バッタンバンの田舎道で撮った写真をw
ビジネス関連の話で詳細は書けないが(というか仕事の話は全然書けない事ばかりだ最近。。。)、この9月はいろんな状況が一気に大きく変わった。
いくつか事業を営んでいる事もあって、各々は直接のつながりが全くない事も多いのだが、それら各々の事が急変する時は何故か同じタイミングで一気に起こる、という、、こういうの、確か何とかの法則とか言う類であったような気がする。
新しい事が急に始まったり、既存の事の状況・周辺が激変したり、、まあ、基本前向きな話(前向きに捉えるべき話)ばかりなのだが。
2015年9月は弊社事業にとって何らかターニングポイントになる月になる(後から振り返れば)事はたぶん間違いないので、起った事を日付ベースでメモに書き残しつつ、また半月近く放置してしまった本ブログでは全く別のお話を。
ここ最近何回かあった話だが、日系企業のアジア進出ブームがまだ続いているからなのか、それともピークを超えたあたりだから見られる現象なのか、弊社のような地味で目立たない所にまで「日系企業の進出をサポートするための有用な情報収集」のためのインタビュー面談依頼を頂いたりする。
ズルズルと長いこといろいろな事をやってる弊社から、あわよくば何かネタになる話を拾えれば、と思って頂けるのか、わざわざ訪ねて来て頂いたりする事が続いた。
来られるのはやや公的な匂いがする肩書きやお題をお持ちの、しっかりした感じな調査会社さんやコンサル系の方々。 公的な匂いというのは、要は日本政府のご予算で動いている方々というニュアンスだ。
この類の方々が動き出すのはだいたい事の終盤戦・・な気がするせいで、なんとなくブームのピークアウトの予兆を感じてしまったりするのは、単なる個人的な経験則に基づく所感であり、客観的な根拠があるわけではない。
ちなみその偏った経験則の基となっているは、筆者がカンボジア事業始める前に勤めていた頃の経験である。
その会社は著名な某戦略系コンサル会社幹部の方々が「いよいよベンチャー投資をしよう」と2000年に独立・起業した会社だが、後で振り返って見れば日本のベンチャー投資第一次勃興期のがまさにピークアウトしてるなうなタイミングだった(そのあと数年は残り香が続いたおかげで当社も上場できたりしたけど)。
頭の良い人々が「いよいよ満を持して」事に踏み切るタイミングというのは、「だってあんなヤツラが先行しただけで散々いい思いをしてるじゃないか」という忸怩たる思いを散々感じ続けた後で、「やはりこのブームは一過性のものではなくホンモノなんじゃないか」といよいよ決断するに至った時、である事が多いので、つまりそれは諸事のピークアウトタイミングと重なりがちである、、、というどうしようもなく浅い仮説がその偏った経験則所感の根拠である。
それはさておき、そういう公的な方々が
「(日本の税金を財源として)日本の企業が東南アジア進出するのをおおいにサポートしたいのですが、何をしてあげるのが一番喜ばれるでしょうか?」
と聞いて回ることは、何をいまさら感など一切感じる事なく、個人的にはとても良い事だと考えている。
何をするにつけても遅すぎるという事はないし、そういう事に(正しく)税金が投入される事は、おそらく日本にとっても喜ばしい事に違いない。
ちなみにこの類の件でわざわざ弊社まで訪ねて来られる方々は、現地でより目立つ有力・有能な先を既にいくつも回られたうえで、調査の終盤戦でついで程度に弊社にもお立寄り頂くケースが多いようで、すでにいろいろ得られているのであろう情報から「カンボジアって結構ムズカしい所っぽい・・ですよね。。そうでもないですか?」と香ばしい方向へ話が展開したりする。
筆者的には会話の上でとても面白い反応が見られるポイントであり、いったいどこで誰に何を聞いてきたのか、ときに極めて興味をそそられたりする(わざわざ聞かないけど、話してくれる分には清聴するw)。
しかしこちらからお返しできる話としては、この公的な類の質問への回答はほぼ決まっているから、録音したものをお流しする等の形でも実効性だけで見れば全く遜色ないのだが、とは言えわざわざご足労頂いた以上そういうわけにもいかない。 ちなみにどういう回答かと言うと;
ーーーー
①事を始めるためのタネ銭を補助してあげて。 かかったお金を後払いで(面倒な書類書かせて)清算という形じゃなくて、ドカンと先に与えてあげて。
②現地で頼りになる水先案内人をお墨付きで紹介してあげて。
で、①と②を比べると②が圧倒的にムズカしいから、シンプルに①を(極力簡単な方式で)用意してあげて、以上。
ーーーー
要は「四の五の言わず税金を回してあげて。公的にできる事でもっとも有り難がられるのは事に先立つそれ(カネ)ですよ。」という身も蓋もない話である。
しかしとはいえ、身も蓋もないおカネ以外の付加価値も彩りに添えたいというお気持ちも理解できるし、その分かりやすいネタの一つが②のリストだったりするようなのだが、本当に真相に迫る②のリストはそうそうたやすく出来上がるものではない。
狭いカンボジアの邦人社会、隣近所がしがらみあう中、町内を最近1、2周され始めたご新規さんに既存住民の風評善し悪しを尋ねられても、本当に詳しい人ほどまず話さないですよ。。まあ1年くらいプノンペンに住んでみて毎日のように邦人が集まる場所や会に顔を出していれば、嫌でも見えてくる事があるかも知れないですけどw・・・・というような話も勢いついでに申し添えたりする。
・・微力な弊社にわざわざ来て頂いてもこんな程度の話しかできません、、悪しからず。
で、ホントに誰も来てくれなくなったら、、「そういう方々はきっとこのブログをお読み頂いているんだ」と前向きに解釈する心の用意はできておりますw
あ、今回は話のネタに関する写真が一つもない・・のでなんとなく今朝バッタンバンの田舎道で撮った写真をw
狭い選択肢の中どのルートを採ったところで凸凹は回避不可である。。せめて最小ダメージなルートをw |
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