2015/04/01

幻の太陽 on エイプリルフール in カンボジア

ちょっと前に2015年を迎えたばかりと思っていたら、あっと言う間に4月1日を迎えた本日。

皆が無邪気で分かりやすい(たまに分かりづらい)ウソをSNS上で大量生産・発信するのが毎年恒例行事になって久しい本日ではあるが、筆者個人的には4月1日に改まってウソをついた事が(記憶の限り)今まで一度もないので、せっかくだから生涯それで通そうと思っている。 

それよりも日本で長いこと法人相手の商いを続けてきたせいか4月1日と言えば会計的な新年度というイメージの方が強く、会計年度末の日経平均はいくらだっただろう(会計的に株式評価損益がどんな感じだろう)みたいな事の方がいまだに気になってしまったりする。

で、今年の4月1日はカンボジアの片田舎バッタンバンで迎えさせて頂いたが、朝オフィスに行ってみると何やらスタッフ達がざわざわ騒いでいる。

何かと訪ねてみると目をキラキラさせながら「社長、太陽が3つ上ってます!」などとカワイイ戯言をほざく。 

とうとうこんな新興国の片田舎にもエイプリルフールが浸透してきたか、、にしても30台メンズがほざくウソにしてはレベルが保育園児水準なのはやはり国家レベルの文化成熟度の悲しい現状がなせる業か、それっぽくいつもiPad触ってるフリしてても所詮は・・などと思いつつ、まあとはいえ大人気ある対応をしてあげないとモチベーション的にも云々などと考えつつ、フリのつもりで外出て空を眺めてみたらなんと (゚o゚;)


2015年4月1日朝、バッタンバンにて撮影 by 筆者 with iPhone6(小さい方)



英語ではサンドック(SunDog)現象、日本語では幻日(げんじつ)というらしい。 
月でも同様の現象が起こる事もあり、日本語では幻月(げんげつ)。 多くのハリウッド映画と違って邦題の方がセンスが光る不思議な現象だ。

上記リンクを張らせて頂いたウィキペディアのコピペによると、この現象は・・;

の中に六角板状の氷晶があり、が弱い場合、これらの氷晶は落下の際の空気抵抗のため面に対してほぼ水平に浮かぶ。この氷晶の1つの側面から太陽光が入射し、1つ側面を挟んだ別の側面から出る場合、この2つの面は60度の角を成しているため、氷晶は頂角60度のプリズムとしてはたらく。

この氷晶によって屈折された太陽光は、太陽から約22度離れた位置からやってくるように見えるものが最も強くなる。このようにして見えるのが幻日である。





さっぱり意味が分からないが、まあ識者にはよく知られた自然現象のようである。

ニセモノの両名はホンモノの22度ワキに控えているべき事が決まっているらしい事だけが分かる上記の図をご紹介いただいたサイトに列挙された美しい写真を眺める限り、どうも寒い国でよく目撃される現象のように読める。 


筆者には解析不能な上記の文章を何度か読み返す限り「氷晶」という冷たそうなネーミングの物体(?)が主犯格で織り成すイリュージョンであるっぽいし、まあ寒い国の寒い時期の寒い空で散見される大気現象みたいなものなんではないか、、という気がする。

そうだとすると、そうでなくても年間通じて「氷晶」というようなクールな奴とは最も縁遠そうな南国カンボジアの空で、しかも年間通じて最も暑い時期に属する今日みたいな日に、水戸黄門を真の太陽と仰ぐ助さん角さん的な立ち位置を崩さないこの幻の太陽達に出会えるなんて、もしかしてものすごく貴重な体験だったのではないか?

・・・と思って、ついでに先月2回しかアップしなかった本稿を思い出し、今月初回のアップとさせて頂きました。

面白い現象を拝見いたしました、以上です。 先月からやや頭が疲れ気味でクドい事考えられずにいますここしばらく。

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